見出し画像

NLPトレーニング受講記録 #2

 こんにちは。今回のクラスは、NLPでは、情報の受けとり方、受け取った情報の処理方法、情報処理の方法を改善をするためのプラクティス、について学びましたので、備忘も兼ねて記録を残したいと思います。


受けとり方:表象システム(VAK)

 表象システムとは、感覚。外の世界を感じるチャネル。NLPでは、Visual(視覚)、Auditory(聴覚)、Kinesthetic(体感覚)の大きく3つとしている。味覚や嗅覚はKinesthetic(体感覚)に含む。Auditory Digital(デジタル聴覚)もあるが、主としてはシンプルに3つ。頭文字を取ってVAKと表記されることもあります。
 「一度聞いたことは忘れない」といった聴覚優位や「思い出す際には写真の様なイメージが思い浮かんで、そこから言語化する」のように視覚優位、「思い出すと背中がゾワッとする」のように体感覚優位なパターンなど、利き手のようなもので、どのチャネルが優秀というわけではないです。

受け取った情報の処理方法:サブモダリティ

 同じ対象を見ても、人によって優位な表象システム(VAK)が異なるので受けとり方は多様だ、という話をしました。ここからは、さらにに受け取った情報の処理方法が異なるので、人によって感じ方も多様だ、という話をします。
 例えば、Visual(視覚)のチャネルを要素分解すると、色・形・明るさ・彩度、等々、複数の要素に分けることができます。対象を見た際には、無意識に各要素に濃淡を付けてインプット&処理して、思い出す際にはインプットした情報を統合して印象(もしかすると心象も少しだけ)を想起します。
 極端には、下記の写真。対象としては同じですが、色彩情報の有無で印象が異なるひとが多いと思います。色覚優位で色彩を強く意識する方のほうが、より想起する印象に違いが出るのではないでしょうか(もしかすると印象がほとんど変わらない方もいるかも知れないですが、それも感じ方なのでOKだと思います!)。もしかすると、モノクロには寂しい感じ、カラーには楽しい感じ、の様な心象までつなげて想起されている方もいるかも知れません(僕はそうでした)

モノクロ・カラー

情報の処理方法の改善の仕方:サブモダリティを変える方法

 ここまででは、同じ対象を見ても、受けとり方も多様だし、受け取った情報処理の仕方も多様だ、という話をしました。受けとり方が多様で解釈が多様なのは素敵なことですが、望まない受けとり方しかできずに苦しんでいるケースも想定されます。そんなケースを改善する方法としてNLPではいくつかの改善のプラクティスがあります。 

マッピングアクロス

 ポジティブとネガティブなもののイメージを重ねることで、想起する印象をコントロールしようとするプラクティスです。嫌いなものに好きなものを重ねて好印象を作って苦手克服のハードルを下げる。無意識にやってしまうことにネガティブなイメージを重ねて抑制することを促すことを狙います。
 ただ、コーチいわく、一時的な効果であることが多いので、繰り返し実施したり、他と組み合わせて実施するのが良さそうとのことでした。

ビリーフチェンジ

 思い込みを廃して、信念をアップデートするプラクティスです。まず、自身が苦しんでいる思い込みを想起した後に、自身が変わった成功体験を想起します。これにより、自身は変わっていけるという想いを作ります。次に、自身が信じたい信念を想起、次に、変わらないと思っていることを想起。最後に、自身が信じたい信念を持って生活している将来像を想起。
 サラッと書いていますが、想起の際には、体験を質感や言葉でできるだけ具体的に想起すること、ステップごとに感覚をリセットしながら進めることで効果を得られる気がしました。

スウィッシュ(ビジュアル・オーディトリースウィッシュ)

 スウィッシュは複数パターンがありますが、自分が実施して効果があると思ったオーディトリースウィッシュを紹介します。
 まず、自身が悩まされている声(心の声や過去に周囲から受けた怒りの声等)を具体的な文言とともに想起。一旦リセットした後に、逆のパターンである、励ましてくれる声や過去に勇気づけられた声(リソースフルな声)を具体的に想起。
 リセットして、次に、「スイッチ」を想起。スイッチを切って、悩まされている声が消えるイメージを想起。ここは時間をかけてもいいので完全に消えるまで待ちます。次に、「ボリュームのつまみ」を想起。ボリュームを上げて、リソースフルな声がどんどん大きくなってきていることを想起します。最後に、自身がそのリソースフルな声を聞いて、活動的に振る舞っている将来像を想起、どんな気持ちなのかを言語化して、イメージを定着させます
 ビリーフチェンジでもスウィッシュでも、理想の姿が実現できている将来像を具体的にイメージする(フューチャーペース)というプラクティスを挟んでいます。これは、実現可能性を高めるという効果を狙っています。
 具体的には、NLPでは脳は将来と現実の区別がつけられないと考えています。将来実現できている姿をイメージすることで成功体験を持たせ、その成功体験を持った後に現実に戻って、具体的にできていない点とそれらの達成条件を整理することですべきアクションを明確にする、これらを組み合わせることで将来像の実現可能性を高めるという効果を狙っています

ポジションチェンジ
(第1・第2・第3の視点、ディソシエイト・アソシエイト)

 NLPでは、アソシエイト(対象との心理的な距離を縮めて主観的に体験できる状態でいること)とディソシエイト(対象との心理的な距離を取って状況を俯瞰して客観的な状態でいること)を意識して使い分けられるようにします。ポジションチェンジは、第一の視点:自分の視点、第二の視点:相手の視点、第三の視点:両者を俯瞰した第三者の視点、を定めて、アソシエイト・ディソシエイトの意識を持って移動します。
 意識的に視点を切り替えることにより、見え方が変わり、得られる情報を増やす効果を期待します。実際にやってみたら、得られる情報は増えることが体験できました。そして、体を動かしてみたり、椅子を2つ並べて座り直してみたりすると、もっとうまくできる感覚を得ることができました。

パーキングロット

 「ミルトンモデル → 一般化 → メタモデル」とか「キャリブレーション → ラポール状態形成 → リフレーミング」とかの話も書きたいけど、今回はこの辺で終わりにします。
 次回はアンカリングで自身のヘ変化を定着させる方法を学ぶので、楽しみだー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?