売れるために一番大切なこと
時代が移り変わっても、時間が立っても色褪せないもの。
時という試練に打ち勝って残っているもの。
自然淘汰された後、生き残っているもの。
真理。本質。
こういう言葉にグッとくる性格な僕です。
『紳竜の研究』というDVDを見て本質を学んだ。
お笑い芸人の島田紳助さんと松本竜助さんのドキュメンタリーとネタが収録された内容で、DISC1の第2章は本当に目から鱗で、1年に1回は定期的に見なくてはいけないと思った。
第二章・・手段
2007年3月NSC(吉本総合芸能学院)でただ一度だけ開催された
紳助の特別限定授業「笑いの教科書の作り方」「売れるために一番大切なこと」「M-1の戦い方」を収録
漫才を研究し尽くした島田紳助の二度と見られない『本音の芸人論』がここにある
紳助さんが経験し実践した事を自身の言葉を紡いで講義されていて、言葉に体重が乗っていて刺さる刺さる。
中でも「売れるために一番大切なこと」のパートは凄かった。
才能とは努力のかけ算で、例えば5段階で考え才能5×努力5=25が最高とする。
例えば才能2×努力5=10になる。
才能は生まれ持ったもので増やす事が出来ないが、努力は増やす事ができる。しかし正しい努力以外は努力とは言わない。
野球選手を例に出していて、プロ野球選手が毎日素振りを500回するのは当たり前でミスタータイガースと呼ばれた掛布選手は1球1球実践を想定して500回素振りをしていたそうだ。
つまり筋トレにしかならない運動をしているだけか、結果を出すための努力を積み重ねているか。
才能がない人は才能が生きるところで勝負すべきで、大事なのは正しい努力が出来る事と語っていた。厳しくもあり優しい。
美容師に例えると売れるための努力かスタイリストになるための努力が、正しい努力とそうでない努力の違いだ。
僕自身たくさんまわり道をしてきたから分かるが、売れるための正しい努力の質を見誤っていた事もあるから書いていて胸が痛いが、今は“売れる”と“売れ続ける”事を考えて日々実践していて、僕も発展途上だからこそ追い求めている。
さらにXとYの分析へと続く。
Xは自分ができること、Yは時代の流れ。
Xは自分の能力を完全に把握する事で、Yは歴史を振り返りこれからどういう風に世の中が流れていくかを分析する事。
XもYも分からず何の根拠なく売れても、時代の流れであるYが分かってないと売れ続ける事は難しく、Xが分からないとYが分かっていても同じ事。
と自分の過去を振り返るとお客様のニーズと自分のやっている事がズレていた時に当然結果が出ず、戦い方を変えて自分なりにロジカルを組み立てられるようになってきた頃に結果もついて来るようになったのを思い出し、さらにコロナであらゆる価値観が変わっていっている最中、今見るべき時に見たと思った。
そして最後のパートで“夢”について語っていた。
「君たちにあって、僕に無いもの」
「買えるなら10億出しても買いたい」
と涙ぐみながら語っていた。
めちゃくちゃいい話だったなぁ。
『紳竜の研究』
才能×努力とXYの分析の講義はとにかくおすすめです。
知っている事は知っていて、知らない事は知らない。けれど知らない事を知った時は知りたくなる。
奔放な知的好奇心すぎて結果に結びつける事に対して二の次になりがちだけれど、正しい努力は意識してやっていきたい。
学びが好きな方一緒に学んでいきましょう。
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