先入観は可能を不可能にする
最近遅ればせながら大谷翔平に注目している。
彼のドキュメンタリーを見たのがきっかけだ。
野球選手としての偉業は僕が語るまでもなく凄まじい。“Two-Way(2刀流)”で野球の神様ベーブ・ルースの以来の102年ぶりの記録を達成している。
長島茂雄には『あんな選手、野球界には80年間、一人もいなかったじゃない』とも言わせている。
そんな大谷翔平のインタビュー映像を見てピンときた。
淡々と喋っているように見えるが、活字では伝わらない圧倒的な情熱、思考量、自信、冷静さなど表情、目線や話し方すべてに宿っているように感じた。
彼を作った環境、頭の中身を覗いてみたくなって早速本を買って読んでみた。
学んだ事はタイトルに書いた通り
先入観は可能を不可能にする
高校時代の監督に教わった言葉をずっと大事にし続けていて、常に自分の可能性を追求している。
結果を出している人の言葉はほんとうにストンと胸に入ってくる。
2刀流は無理だと言われたりしながらも、可能性を信じ続け行動し結果を残してきた。
その本質は純粋に野球が好きだから上手くなりたいという事。そして幼い頃にお父さんに教わった3つの事。
『大きな声を出して、元気よくプレーする』
『キャッチボールを一生懸命に練習する』
『一生懸命に走る』
彼をシンプルに削ぎ落としていくと、思考と本質と背景はこういう事なのかなと学べた。
本を読む事はスーパースターを憑依させ自分勝手に自分をアップデートさせる事ができるのが特権だ。
僕が感じた事は僕だけのものなので、都合のいいように学ばさせてもらった。
美容師としての僕の根っこにあるものは『デザインのあるもの、おしゃれと思う事が好き。そして作るのがもっと好き』という純粋な気持ちで、今でもひたすらに上手くなりたいと思っている。
心・技・体
これまでずっと技術を磨く努力をしてきたけれど、その技術をより生かすには“心”と“体”も磨きたい。そんな事を考えるきっかけになった。
色々と実践している事があるが、結果が出るまで時間がかかりそうだけれど、可能性を信じてポジティブにやっている。
実体験が伴わない知識は雑学に過ぎない
これは自分に対して常に『注意せよ!』的な意味合いで自分の中に作った言葉で、いくら凄い人の凄い言葉で心が動いて知識が増えたとしても雑学として話すだけの事になるか、血となり肉になってちゃんと体重の乗った自分の言葉で話せるようになるかでは全然違うので、実体験を経てちゃんと自分の中に入れる。
大谷翔平を勉強して凄い人だ!と自分とは無関係な形でリスペクトするだけではもったいないと思う。
『先入観は可能を不可能にする』を自分の言葉で言える日まで。
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