今の音楽に対して自分の意見を考えてみた
僕の人生に音楽が必要だ。
絶対にないと困る。
かれこれずっと生ライブに行っていない。
骨にまで響く低音、全身が痺れる歪んだギター、胸が熱くなるような歌声、そして会場が一体になって生まれたエネルギーみたいなものを全身め浴びた時、それらは他に変えがたい喜びで溢れてしまう。
オンライン配信やDVDもたくさん見れば見るほど生に対する想いが募っていくばかりだ。
肉体が伴う実体験。
2度と来ないその瞬間。
当たり前のように行っていた時代が懐かしい。
ほんのわずかだけれど僕のできる精一杯は、地元のお店でCDを買う事、アーティストの公式サイトからグッズを買う事、有料の配信を見る事、そして音楽を純粋に楽しむ事くらいしかやっていない。
ジョン・レノンのimagineで浄化され
ROTH BART BARONよ鳳と凰で勇気をもらい
カネコアヤノの栄えた街ので日常が穏やかに感じられ
Woodstock festivalの映像を見ると純粋に少年の頃に思ったロックに対して憧れに近い感情になったり、生まれる前に夢のような世界があったのかと思う。
と今の気分で気ままに音楽を楽しんでいる。
今の日本ではコロナ感染拡大を抑える対策の結果、長期戦になってしまっていている。
美容師として音楽関係者や医療従事者や飲食店いろんな立場の人の気持ちを聞くために、これが正解だなんて安直に言えない。情けない自分がいる。というか正解がそれぞれの正義によって変わるから全員が納得する答えなんてないのがよく分かる。
が故に僕の意見は無いに等しい。
日本が長期戦を選んでるからこの世界線を耐え抜くしかない。
LIVEが元あった形に戻って帰ってくるのをただ祈って待つしかできない。
こんど行ったら泣いちゃうだろうな。
それまでに僕にできる事はたくさんないけれど音楽に対しての恩返しができるチャンスがあれば積極的にやっていきたいと思う。
音楽に対する自分の意見を考えてみたけれど、どうしても内容が薄いものになってしまって辛い。
香川在住である音楽ファンとして
モンバス中止とフジロックの生配信。
膨大な時間と努力をかけて練りに練り上げた計画を中止せざるを得ない状況の中、始めることより辞めることがどれだけ難しかったかリアルに想像する事が難しい。
全ての人が万全の状態で参加できるように徹底に徹底を重ねた協議の数やルールの数も同様だ。
どちらを選ぶにしても大変な事だろうし、それぞれ音楽フェスの存続をかけていろんな意見を交わし合い、スタッフや主演者はそれぞれの想いを抱いて仕事をしているだろう。
いい音楽が聞きたいが行きたくても行けない側の僕にとってほんとうに有難いけれど、手放しに喜んで聞けない部分もあるし、いっその事無感覚になった方が気が楽な気もするし、覚悟を決めて舞台に立ったアーティスト姿も見たいし、音楽が好きな自分にとって歴史に残る瞬間に立ち会ってる感覚もある。色んな感情が混ざりつつも時間が許す限り見ようと思う。
見届けたい。
そしてなにより無事に終わる事を祈ります。
いい音楽で雨振りが続きに続いてやっと曇り空から太陽の横顔が見えるくらいの穴が空きますように。