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2025年2月13日(木)小満んを楽しむ会
歯科~眼科
午前中から歯医者に行き、その足で眼科へ。以前、飛蚊症が気になって診察を受けた時、眼瞼下垂を手術したほうが良いとの指摘を受けた。その先生は専門家とのこと。いつかはと思いつつ放置してたが、ようやくその気になった。調べてみると、前回の受診は2018年で、もう7年も経っている。今回は「重症」と言われ、手術を決意したが、術後が結構大変そうなので、日程は後で決めることにする。
せっかく大井町駅前まで来たので、昨年開業した你好大井町店を初訪問して昼食とする。まあまあかな。
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小満んを楽しむ会
銀座線で溜池山王に出て、赤坂会館で小満んを楽しむ会。昨日の一花繚乱と同じく、偶数月のお楽しみだ。主催はいずれもオフィスエムズ。
柳家小じか:寿限無
柳家小満ん:風談
柳家小満ん:高野違い
中入り
柳家小満ん:宝船
終演
「風談」は小林一茶「おらが春」の抜き読み。俳句以外にも、近況や聞いた話等も書かれてるんですね。須坂の男が蛇の交合を邪魔したため、一物が腐って死んでしまう。息子は立派な物を持っていたが、いざ事に及ぼうとすると燈心のようになってしまい、妾を何人替えても同じ。なんて話も紹介された。自分の交わった記録を残している一茶らしい。他にも、丹波での話も載っているようで、信濃国の柏原に住んでいても、全国のいろいろな情報が入ったようだ。それにしても、柳家小満んの教養の広さと深さには、毎回驚かされる。
落語は2席とも初めて聴く噺。「高野違い」は、百人一首を知らないと大家に馬鹿にされた男が隠居に何種か教えてもらい、大家の前で披露する噺。高野山の高野と、紺屋の洒落でさげ。女学生の海老茶の袴が出てくるので、明治か大正の噺のようだ。
「宝船」は紀の川の河口近くに住む貧乏な漁師が主人公。母親に雑煮を食べさせたいと、禁止されている漁に出ると土左衛門が網に掛かる。一旦は海に流すがまた掛かるので、寺で供養をしてもらう。採った魚を売りに行くと、大きな船に留守番を頼まれるが、いつまで経っても戻って来ない。役人が調べるとたくさんの財宝が積まれていた。財宝を下げ渡された漁師は、それを元に土木工事を行い、のちに角倉了以となる、という噺。
2席とも和歌山つながりだった。
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