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2025年2月10日(月)落語教育委員会

 東京駅から中央線快速に乗って中野。南口前にできた住友不動産中野駅前ビルと中央線の間の道はまだ工事中でわかりにくいが、ビルの敷地内を通れるようだ。
 行こうと思っていたそば屋も、近くのラーメン屋も閉まっていたので、ファミリーマートでおにぎりとサンドイッチを買って夕食とする。

 なかのZERO小ホールで落語教育委員会。どうやら毎年2月に行われているようで、2021年・2024年と来ている。落語教育委員会自体は昨年5月のきゅりあん以来。

コント ACジャパン編(三遊亭歌武蔵・柳家喬太郎・三遊亭兼好)
入船亭扇七:一眼国
三遊亭歌武蔵:胴斬り
中入り
柳家喬太郎:ウルトラのつる
三遊亭兼好:明烏
終演

 コントは、歌武蔵と兼好が落語を始めるが、司会のような位置に立った喬太郎が携帯電話を鳴らすというもの。最初、歌武蔵が普通に高座に上がって落語を始めたので、コントはなくなったのかと思った人もいただろう。 歌武蔵の「胴斬り」は、ねた下ろし以来何度も聴いているが、何度聴いてもおもしろい。巨体を活かした蒟蒻踏みの仕草を始め、歌武蔵と言えば「胴斬り」だし、「胴斬り」と言えば歌武蔵だろう。肥後守のまくらもいい。消しゴムのみじん切りを給食に入れるところと、生徒指導の先生と文通をしているところでは、毎度爆笑する。 喬太郎は普通に八っつぁんと隠居の会話を始めるが、普通すぎで普通でないだろうと予想でき、やはり普通でなく「ウルトラのつる」。マニアねた過ぎて9割以上の人は理解できていないと思うが、それでもみんなが笑うのは喬太郎が積み重ねてきたものだろう。ウルトラマンジャックが「帰ってきたウルトラマン」だと明かされ、「あぁ」と漏らす人も多かった。 兼好の「明烏」は初めて。源兵衛と太助が描き分けられているのも、初めてかもしれない。汚いはばかりのところが削られているのはいいが、「瘡かきます」は残してほしかったと思う。

 それにしても、主催者と会場のどちらの意向かわからないが、携帯電話の注意がしつこすぎると思う。二番太鼓がなって、さあ始まるぞという気持ちになっていくところで、何人もが重なって大声で呼びかけられると、雰囲気を壊されてしまう。さらにコントですからね。まあ、それでも携帯電話は鳴らすべきではない、という人も多いんだろうが。

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