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オーストラリア旅行記(6)ケアンズ空港から市内へ

4月3日(月) 承前

 ケアンズ空港でも、後ろ側のタラップから降りた。天気が良く暑い。
 ケアンズは南緯17度。明日訪ねる予定の「世界最古の熱帯雨林」キュランダ最寄りの都市なぐらいだから、熱帯雨林気候に属している。ちなみに、かつての南北ベトナムの境界が北緯17度だった。

いかにも南国リゾートな土産物売り場の間を通って出口へ向かう

 他の国内線でもそうだったが、最後に横幅1人分の細い通路を抜けると、荷物の受け取り場になる。日本の空港とは違って、空港出口との仕切りはなく、出迎えの人も入ってくることができる。

荷物は魚の口から出てきます

 荷物はまだ出てこないので、ブリスベンでできなかった現地通貨の入手に再挑戦。やっぱりだめだったが、ふと思いついて「崩しますか?」みたいな質問に「いいえ」と答えたら、お金が出て来た!
 要は、ATMの中に50ドル札しかなかったのだろう。この後、ケアンズ市内でも2度ほど試してみたが同じだったので、この国ではこれが標準的らしい。50ドルと言っても、約5000円なので、そんなに使いにくくはないはずなので問題と思われる。
 というか、結果的には50ドル札で問題ないというか、現金なくても問題なかった。12日間の滞在で、使ったのはホテルのコインランドリーの2回だけ。その他はすべて、クレジットカードか、クレジットカードで買った交通系ICカードで事足りたのである。屋台のような店でもカードが使えた。気になるのは、何か所かで見かけた乞食。さすがに現金もらってるんだろうなあ。

国内線ターミナル

 さて、荷物も引き取り市内へ向かおう。
 バスはないが、乗り合いタクシーのようなものがある…と、今見たら『地球の歩き方』には書いていないので、スマートフォンで検索したサイトで見たのだろう。ちょうど荷物受け取り場に出たところに、窓口のようなものがあったので、女性に「市内に行きたい」というと「45分後だ」と言われる。
 うーん、ちょっと待ち時間が長いな。でも最初からタクシーには乗りたくないな。タクシーの方が高いみたいだし。そう言えば、サイトには「出口にいる白い服の人に声をかける」みたいなことが書いてあり、それらしき男性3人に聞くと、「あそこに窓口がある」と言われる。やっぱりそうか。ちょっとうろうろしてから窓口に行くと、さっきの女性に「45分後!」ってまた言われる。
 しょうがない。タクシーに乗ろう。車内では、スマートフォンの地図と車窓をずっと比較していたが、問題なくホテルに到着。言われた料金は、サイトにあった乗り合いタクシーの金額より(もちろんタクシーよりも)安かった。なんだ、最初からタクシーにすればよかった、と思いつつ、クレジットカードのタッチ決済で料金を支払った。

空港にあったマスクの自動販売機。マスクなど誰もしていないのだが。

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