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1月25日 桂米團治独演会

 東銀座駅から銀座ブロッサムへ。銀座といっても繁華ではない場所だが、時分時とはいえ多くの飲食店に行列ができている。覗くと吉野家も満員だったので、小諸そばで「香味肉うどん」。

《噺小屋新春スペシャル!》桂米團治独演会

 1・7月に行われているが、2023年7月以来。米團治は珍しい演目3席だった。
 「二階借り」は初めて。そんな噺があるもの知らなかった。間男をしている女房が、亭主がいるのに自宅の2階を盆屋代わりに使う噺。「盆屋」という言葉も知らなかったが、ラブホテルのことだとのこと。噺は「風呂敷」に少し似ている。
 初めて生で落語を聴いたのは、1991年に両親と行った大阪サンケイホールでの「桂米朝独演会」で、その時に演じられたのが「本能寺」だった。当時は歌舞伎に関してまったく無知で、今も落語を通じて得た知識だけではあるが、より楽しく聴くことができたと思う。
 「代書」自体は珍しくはないが、古い形を継承しているのだろうか、無筆→書家→朝鮮人→書家の家族が登場し、無筆の部分もよく聴くものとはいろいろ異なっている。朝鮮人のところでドイツ人と日本人の混血の男が出てくるのは、ドイツ語が得意な米團治の創作だろう。

桂弥っこ:寄合酒
桂米團治:二階借り
桂慶治朗:ちりとてちん
桂米團治:本能寺
中入り
桂米團治:代書

 時間は早いが、矢場とん東京銀座店でロースとんかつを食べて帰宅して、相撲を観る。3敗王鵬が勝ち、2敗金峰山は3敗霧島を破り、3敗対決は豊昇龍が尊富士を下した。
 寺田裕一「RMライブラリー295 私鉄内燃機関車の変遷 西日本編」読了。


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