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第7話 辛さは心配ない、旨味を堪能「蒙古タンメン中本 辛旨飯」
タンメンとは炒めた野菜を鶏ガラスープで煮込み、ゆでた麺にかけて食べる料理とのこと。ラーメンとの違いが正直よくわからないが。
蒙古タンメン中本さんは関東地方を中心に展開しているようで、数年前、まだコロナ禍など予想だにしなかったころ埼玉県に出張に行った際に、同郷出身者に誘われて川越店に行ったのが初めてだった。どれだけ辛いのだろうかと覚悟を決めて臨んだが、辛さよりもたっぷりの野菜とうまみがむしろ印象的だったことを思い出す。
僕は山陰のド田舎に住んでいるのでこの店舗を訪れるのは容易ではない。リアルでないにしろその店の味を味わえるのは本当に幸せなことだ。
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さて、今日は久々に自宅でゆっくりとできる。料理は好きなので、子供たちのリクエストに応えて今夜はポトフにしようと思う。ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、ウィンナー、キャベツを24㎝寸胴鍋を使いコンソメでグツグツと煮る。
子供たちの成長は早い。中学生一人に小学生二人の食欲は旺盛で思った量をはるかに超えてあっという間に平らげてしまった。がつがつと食べてくれる姿を見ながら、僕は冷静であった。「残らなければ、買っておいたカップ麺を食べる大義名分が立つ。しかもポトフは味見で味わった」。料理を担当したものの特権である。
子どもたちも自分の部屋に行ってしまった22時。いよいよの時間。今日は「蒙古タンメン中本 辛旨飯」だ。
このブログはカップめんをテーマとしながらも、カップメシも食べることをご容赦ください。数年前からよく見るようになったこのカップメシ、めちゃくちゃお気に入りです。うまみが溶け込んだスープを吸ったご飯のうまさはさることながら、健康に気遣って残してしまうカップめんのスープも見事に”しかたなく”平らげてしまうというものなのだ。
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寝る前に食べる罪悪感を夕食がすくなかったことを引き合いにだし、今日も手を付けてしまう・・・開封。フタの上には「旨辛オイル」の小袋。
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ふたを開けると中に小袋はなし。このシンプルさも好きだ。ティファールの湯沸かしポットがカチッとなるとお湯を注ぐ。ジワジワジワ・・・お湯を吸う音が普通のカップめんにない感じだ。待ち時間は5分。この間に時計を見ながら明日の仕事の計画を立てる。
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よし、5分きっかり!ふたを開ける。魚介系だろうか、さっぱりとした和風の香り。まずは「旨辛オイル」をかけずに一口食べてみる。まず感じるのはうまみ。野菜系かな?そしてかやくのキャベツの歯ごたえ、甘みは感動ものである。
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「辛旨オイル」をかけてみる。ラー油の風味が加わり、味に彩がでてきた。このオイルは全体に混ぜず、味に濃淡をつけながら味わう。
ところで辛さだが、辛いは辛いかもしれないけど、辛さが主ではない。辛さを野菜系のうまみがそれをかなりマイルドにアレンジしてくれて、刺激的な辛みは全くない。辛さを敬遠している方、ぜひ試してほしい。辛くないとは言わないが、それよりもうまみが強い。むしろ辛さは脇役かもしれない。うまみと辛みの絶妙なバランスだ。よくある激辛麺系の、辛さが口の中に残る感じも全くなく、辛さはさっと去りと旨さの余韻を楽しむことができる。
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もっと食べたくなる、味わいの深い商品だ。今回はカップメシで味わったが、店頭の味が恋しい。ぜひ全国に広まってほしいものだ。