成人式から考える遠山の未来
みなさん、こんにちは!やまかんの遠山です。
突然ですが、皆さんはご自分の成人式には行かれましたか?最近は成人式に行かない若者も多いと聞きます。
そんな中、年明け早々行われた遠山郷の成人式では新成人13名のうち12名が出席!なんという出席率でしょう!
この高い出席率が遠山郷の成人式の特徴です。
地元公民館の方の強いバックアップのもと毎年多くの成人者が集まり、盛り上がっています!
遠山郷の成人式が盛り上がる理由は、新成人者の希望で昔転校してしまった人も参加出来たり、一人一人にスピーチの時間があったりと、小さなコミュニティだからこその魅力が詰まった成人式だからなんです。
それでは、遠山郷の成人式に出席した新成人の様子をお伝えします!
2017年の新成人たち
今年の新成人を一言で言うなら「元気」そのものです。昔から元気な彼らでしたが、成人になり更に元気さが増している印象です!
そんな彼らと話して気づいたこと。
それは、「遠山郷が好きだ」という気持ちが非常に強い人ばかりだということ。しかもその想いをストレートに出してくれます。
地元大好きな若者たち
では、そんな新成人を何名かご紹介します!
「遠山郷の魅力 "自然の楽しさ"」を知ってもらいたい自動車整備士見習い
彼は幼少期の遠山川での楽しかった思い出がもとで、この自然の魅力を多くの人に伝えたいと思っています。現在は自動車整備士の勉強の傍ら、ラフティングなどアウトドアのことを勉強しているそうです!
将来は遠山郷のアウトドアインストラクターかもしれません。
「地産地消」にこだわる料理人見習い
彼は、遠山郷の食材を使って料理を作るシェフになることが昔からの夢だったそうです。その夢の第一歩として、今年4月から遠山郷の料理屋さんにUターンするそうです!
「霜月祭り」にとにかく熱いお祭り男たち
彼らは、昨年僕が入会させていただいた「野郎会」のメンバーです!
彼らはとにかく熱いです。祭り当日は誰よりも声を出し、祭りを盛り上げます。
ただ盛り上がるだけでなく、霜月祭りの歴史や風習にも興味を持ち、祭りの話になれば夜を徹して語り明かします。
彼らの元気が野郎会、ひいては霜月祭りの原動力になってます。
成人式のスピーチで「地域の可能性」を語る遠山郷大好きな大学生
彼は、「遠山郷には魅力がある」、「遠山郷に戻ってきたい」という熱い想いを語っていました。
僕らやまかんのことにも触れてくれ、こんな熱い言葉をくれました。
「山暮らしカンパニーのような団体があるから、遠山郷はまだまだ盛り上がれるんだ!」
驚くとともに、非常に嬉しい言葉でした。
まだ立ち上げて一年目。
何か大きなことができたわけではありませんが、このように期待してくれる人たちがいます。
励まされるとともに、背負うものの重さを改めて感じました。
彼らの前に立ちはだかる“Uターン”の壁
一方で、遠山郷に熱い彼らが確実にUターン出来るかというと、そうではありません。気持ちはあっても、現実にはいくつもの壁があります。
地元に自分のやりたい仕事が無いこと
地元に若者が少ないこと
それらを含めた将来への不安
戻りたい若者がいる。でもなかなか戻る事が叶わない。
非常にもどかしいです。
彼らに必要なのは、何なのでしょうか?
またやまかんとして、何が出来るでしょうか?
「好きなマチを担うヒトの好循環が起きる」
やまかんが目指すビジョンです。
今年成人した彼らは遠山郷の未来を担う存在です。
またそのことを本人たちも自覚し、行動しようとしています。
そんな彼らが戻ってきやすい状況をつくること。彼らの後押しをすること。
それこそが僕らやまかんのミッションです。
近い将来、彼らと共に遠山郷で働き、
暮らしていくことが楽しみになりました。
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