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南八ヶ岳縦走(阿弥陀岳・赤岳・横岳・硫黄岳)

人生初テント泊の記録。


概要・スケジュール

1日目
美濃戸口→行者小屋でテント設営・デポ→阿弥陀岳→行者小屋でテント泊
2日目
行者小屋→文三郎尾根経由で赤岳→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→美濃戸口

車は八ヶ岳山荘の駐車場を利用。
行きは南沢、帰りは北沢を使う反時計回りの周回ルートです。

記録

1日目

9:00 八ヶ岳山荘 出発
山の日の朝9時だったということもあり、駐車場は9割ほど埋まっていました。
1日800円、2日間なので1600円を受付で支払い、駐車券を受け取る。
駐車券はなかなかかっこいいステッカーになっており、下山後に八ヶ岳山荘で提示するとコーヒーをいただけるとのこと。

駐車場から約1時間、赤岳山荘と美濃戸山荘を超えて登山口へ。
登山口から間も無く、北沢と南沢の分岐。
今回は南沢から。

南沢はゴロゴロとした石が多く、ところどころ鎖場や岩場もあったため良いウォーミングアップになりました。

テントを背負っての山行が初でありつつ時間に余裕があったため、多めの休憩を挟みながらなんとか行者小屋まで到着。

12:50 行者小屋 テント設営
駐車場の混雑具合に比べると、全くもって混雑していないテント場の様子。
ペグは問題なく刺さるし、岩でペグダウンも可能というなんと便利な土壌。

13:50 行者小屋 出発
テント設営し、荷物も足取りも軽くなったところで阿弥陀岳に向けて出発。
歩いてものの5分で野生の鹿に遭遇。とてもかわいかった。

14:10 阿弥陀岳 登頂
序盤はザレ場が多く、下山者が転倒していてとてもヒヤヒヤしました。補助用のロープなどもしっかり整備されていたので、落ち着けば問題ないかとは思います。
半分以降は岩場がほとんどで、高度感もなかなかありスリル満点で楽しかったです。

中岳を背にパシャリ。
先行していた親子に撮ってもらいました。
お子さんは8歳だというので驚きです。

15:15 行者小屋 テント帰宅
阿弥陀岳から下山し、テントで夕食の準備を。
袋麺と餅、冷凍してきた鶏肉で夕食を済ませます。
なかなかに疲れたので、20時ごろ就寝。
24時ごろに目覚めて、テントの通気口から覗いた星空がとても綺麗でした。(スマホでは写せませんでした…。)

2日目

4:15 起床
5:30 行者小屋 出発
文三郎尾根、始まってすぐは階段が多く、安定して登れましたが何せここまでのルートに比べて傾斜がきつく、息が上がってしまいました。
階段ゾーンを抜けると、岩場の連続。これが赤岳山頂まで続きます。

ふと振り返るととても綺麗な富士山が。
少し折れかかっていた心がリフレッシュされます。

道中ではカモシカに遭遇
あまり人を臆せずのんびりしていてこちらもまたかわいかった。

7:15 赤岳 登頂
ガスもなく、360度最高の展望でした。
諏訪も山梨も街並みがはっきり見えるほど。

これから進む、横岳と硫黄岳の方向を見ると綺麗な稜線が。
とてもわくわくします。

9:05 横岳 奥の院 登頂
あまり写真を撮っていませんでしたが、赤岳〜横岳も岩場の連続で、常に気が抜けない道のりでした。
この辺りから硫黄岳経由の方が増え、すれ違うたびに「荷物重そうだね〜!」と声をかけられる。
実際は15kg弱なのでそこまで重くはないですが、パッキング技術が未熟なために重そうに見えてしまうのか…。

10:20 硫黄岳 登頂
横岳〜硫黄岳は傾斜も少なく、とても歩きやすかったです。
若干ガレ場があり、少し気を遣った程度。
硫黄岳山頂に到着する頃にはあたりが真っ白で、あまりいい写真は撮れませんでした…。
硫黄岳は比較的岩場などもないため、日帰りであろう軽装な人が多くいました。

12:00 赤岳鉱泉 経由
写真は撮りませんでしたが、赤岳鉱泉はちょうどお昼時ということもありなかなかの混雑具合。
北沢は南沢に比べてとても歩きやすく、精神的にも肉体的にも比較的楽に下山することが出来ました。

14:50 八ヶ岳山荘 到着
登山道を出てから駐車場までの道のりの1時間が精神的にとても長く感じました。
偶然テント場もルートもペースも同じだったお兄さんと雑談をしながら、なんとか無事下山。
サービスのコーヒーを美味しくいただき、今回の山行は終了。

振り返りと改善点

・初テント泊でしたが、思ったよりきつかった。次回はもっと荷物を軽量化していきたい。
・水袋を冷凍して持っていき、初日の夜に足をアイシングして疲労軽減したのがとてもよかった。
・岩場の連続で、ヘルメットとグローブの必要性を感じたので購入する予定。
・テント設営時は床の傾きをしっかり考えないと快適に眠れない。

まとめ

南沢→行者小屋→赤岳→横岳 は岩場や急登が続く。
逆に 硫黄岳→赤岳鉱泉→北沢 は比較的歩きやすい道のり。
初テント泊にしては良いペースだったのではないかと思うところもある反面、体力不足も感じたので次回に向けてトレーニングを続けていきたいです。
下山後2日経っても足が痛い…。

今年の夏は甲斐駒ヶ岳、蝶ヶ岳、常念岳、爺ヶ岳あたりに登る予定。

今回の山行ルートを予定している方などで、何か質問がありましたらX(Twitter)のDMでお答えいたします!私でも良ければお気軽にどうぞ。 @yamaguchidayoo

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