シャンデリアのある暮らしの空間、気分の変化も促しつつもラグジュアリーであり心地落ち着く空間となるデザインの感度に灯りの存在をどのように取り入れて暮らしに反映するのかを提案。
シャンデリアのある暮らし。
※キッチンショールームでの空間展示
(アイランドキッチンにシャンデリア)
優美で華やかな空間を作り出す圧倒的な存在感で
空間に華やかさをそえる
シャンデリア。
※インテリアメーカーショールームにて
単なる照明器具にとどまらず、
インテリアとしても活躍し、
きらびやかな雰囲気を
演出してくれます。
※インテリアメーカーショールームにて
しかし、シャンデリアは
それなりの存在感が生まれるので
選択は空間構成にどのような
効能が欲しいのかをよく考える事が大切。
シャンデリアの基礎知識や
メーカー、設置場所、
選ぶポイントなどで暮らしは
随分変わります。
※インテリアメーカーショールームにて
シャンデリアでラグジュアリーな部屋を
構成したい場合の要素として
「美しいシルエット」
「格式高い雰囲気」
「癒しの空間を作り出す効果」などを
バランスよく取り入れるように。
また、メーカーや設置場所ごとのメリットも。
シャンデリアを構成する要素。
美しいシルエットでもある
シャンデリアとは、
天井から吊るすタイプの
多灯装飾照明器具のこと。
10世紀頃に宮廷や教会などで
用いられていた燭台が原型になっており、
さまざまな形状の物が
作られています。
ロマネスク様式やゴシック様式などの
クラシックなものから、
デザイナーが意匠を凝らした
モダンシャンデリアまで
多種多様なタイプがあります。
いずれのシャンデリアも、
上品で美しいシルエットや、
細かな装飾が施された
華やかな雰囲気が特徴です。
格式高い雰囲気シャンデリアも
基本的には
明るさを得るための照明器具ですが、
室内に格式高い雰囲気を与える
インテリアです。
優美な装飾で華やかさをプラスし、
部屋の雰囲気を変えてくれます。
部屋構成をデザインしつつ、
シャンデリアを設置することで、
ゴージャスでラグジュアリーな空間に。
高級感漂う室内空間が実現できます。
そして癒しの空間を作り出す効果。
シャンデリアは明かりが
直接目に飛び込んでこない
間接照明です。
主照明としてではなく、
補助照明として使用されることが
ほとんどなので、
周囲を包み込むような
柔らかな灯りが特徴です。
このため、
部屋に華やかさをプラスするだけでなく、
癒やしの空間を生みだす事ができます。
高級シャンデリアメーカー「バカラ」。
世界的に有名な
クリスタルガラスのメーカーであり、
フランスのラグジュアリーブランドです。
グラスなどのテーブルウェア、
シャンデリア、
花瓶や香水瓶、
アクセサリーや
ジュエリーなどを展開しています。
バカラのシャンデリアは
自社の強みを活かす
クリスタルを使用し、
一つひとつ熟練の職人が
手がけています。
クラシックなタイプだけでなく、
モダンなタイプのデザインもあり、
こだわりぬいた
繊細な装飾が特徴。
スワロフスキー。
1895年にオーストリアで創業した
クリスタルガラスのメーカーです。
クリスタルのカットと
研磨を行う機械を発明した
スワロフスキーは
高品質なクリスタルの製造に
強みをもつメーカー。
ジュエリーやアクセサリーの他、
シャンデリアなどの
室内装飾も展開しています。
ベルサイユ宮殿や
オペラ座のシャンデリアパーツを
手がけたことでも有名です。
スワロフスキーのシャンデリアは、
特殊なカット加工による
クリスタルガラスを使用しているため、
美しい輝きを
備えているのが特徴です。
YAMAGIWA。
YAMAGIWAは照明器具の
企画・開発・製造・販売を行っている
日本の企業。
シャンデリアは
モダンなデザインを中心に
幅広い商品ライナップがあります。
シャンデリアとしては
リーズナブルな価格で
日本の住宅にも設置しやすい
小型の製品が多いという
特徴があります。
個性的なデザインに
こだわりたい人や、
さまざまな素材
デザインの中から選びたい人に
おすすめです。
置場所ごとのメリット。
シャンデリアが設置される場所として
多いのがリビング。
家族が必ず集まる場所であり、
来客時にも使用される場所なので、
華やかで高級感漂う
室内空間を実現するために
設置されることが多いです。
また、夜は直接照明を消し、
シャンデリアの灯りだけにすることで
ムーディーな空間を
演出もできます。
ダイニング。
ダイニングテーブルの真上に
シャンデリアを設置すると、
優雅な食卓を演出できます。
シャンデリアは柔らかな灯りなので、
料理を美味しく見せるとともに、
温かみのある食卓となります。
家族と食卓を囲むひと時が、
良い意味で「非日常」化するシーンも生まれます。
キッチン。
シャンデリアの灯りは長い時間、
照明の下にいても疲れないので、
意外なことに
キッチンにもおすすめです。
自分好みの空間を演出するため、
あえてキッチンに
シャンデリアを設置するケースもあります。
キッチン・インテリアメーカーの
トーヨーキッチンスタイルショールームでは
そんな空間展示を見る事も出来ます。
ダイニング同様に、
キッチンでは光の効能で
食材や料理が美味しく見えるので、
料理するモチベーションも上がるのでは?。
寝室・書斎など。
シャンデリアの柔らかな灯りは
寝室にもおすすめです。
就寝前のひと時を過ごすのには
くっきりとした灯りよりも、
間接照明である
シャンデリアの灯りの方が
向いています。
また、書斎でも
仕事や作業するときは
直接的な照明を使用し、
仕事や作業が終わった後や
休憩時のリラックスタイムは
シャンデリアの灯りのみで過ごす
といった使い方もできます。
玄関。
家の雰囲気を格式高くという場合は
玄関にシャンデリアを
設置するのもおすすめです。
玄関の雰囲気が一気に華やかになり、
上品に見せることができます。
また、シャンデリアは細部まで
こだわったデザインのものが多いので、
個性的な住まいを演出したい場合にも
向いています。
シャンデリア選びのポイント。
サイズシャンデリア選びでは、
まず、サイズのチェックが重要。
シャンデリアはもともと
堅牢な石造りの建物や教会などの
大規模公共施設向けに
発展していったもの。
このため、
デザインや素材によっては、
かなりサイズが大きいものも
存在します。
吊り下げると天井から1m以上、
下がってくる
タイプもあります。
このため、
実際に設置してみたところ、
部屋のサイズに対して
大きすぎて邪魔になってしまうことが
あるのです。
設置できたとしても
圧迫感を感じたり、
部屋の居住空間が
狭くなってしまったり
することがあります。
大きいサイズのシャンデリアを
設置する場合は、
吹き抜けなど天井が高い場所や
空間が広く、
邪魔にならない場所に
設置する必要があります。
シャンデリを選ぶ際は、
設置したい場所に
適しているサイズかどうかよく
確認する事が重要。
家電量販店などでのテレビのサイズと同じで
周辺の要素や広さが変わると
目的物のサイズも
感じ方が変わります。
なので僕は、
住まいを設計したり
間取りを検討する前に
住まい手さんを家具ショールームや
インテリアコーディネートプランを
お話ししているんです。
家だけを考えるのではなくて
暮らし全般においての
提案を大切にしていますから。
そしてシャンデリアの選択で
重要なのが重さについて。
シャンデリア選びでは、
重さのチェックも重要になります。
クリスタルガラス製で
装飾が豪華なものや、
灯数が多いもの、
サイズが大きいものは
重量があり、
通常の下地や仕上げを行う天井では
重さに耐えきれないことがあります。
重量があるシャンデリアを
設置したいけれども、
天井が重さに耐えきれない場合は
天井の補強工事が必要です。
また、取り付け器具である
引っ掛けシーリングや
埋め込みローゼットにも
耐荷重量があるので、
取り付け器具を利用して
シャンデリアを設置する場合は
この耐荷重量の範囲内で
なければいけません。
事前にいろいろな調整を行うのは
そういう意味もあるからです。
暮らしの空間と住まいを構成する
様々な要素の中に
照明の選択肢で変化する
暮らしの質も存在します。
どのような居心地の良さが
自分達に最適なのか?
間取りだけではない提案の意味は
暮らしの質的な改善を
幅広くデザインしています。
必要なモノゴトも含めて
間取り検討前の時間も丁寧に。
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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央
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