30代独身女子の日常<仕事帰り>
今日は18時半に仕事を切り上げ、友人とごはんを食べた。
目的は、転職の話を聞くことだった。ちょうど求人が出ている会社に、友人がむかし勤めていたので、どんな内容の仕事をするのかかなり具体的にきいた。
わたしはずっと広告制作会社に勤めていて、転職を繰り返している。現在勤務している会社は失敗した転職だと思う。企画仕事がなく、文章を書いたり、文字校正をしたりしている。社内のコピーライターの仕事領域が、前の会社と明らかに違うのだ。お客さんをどういう方向にむかせたいのか、この商品をどう見せたいか、というゴールを設定して、言葉を考えることがコピーライターの仕事なのに。
友人に前の会社でつくった企画書や仕事などを見てもらい、おおむね同じことだと思うよと言われてホッとした。
その子は、その会社からメーカーの宣伝部に転職していて、そこがレベルが低いと嘆いていた。なので、状況的には、ほぼ同じだったので話が弾んだ。
たとえば、パワポでつくった構成案をそのままデザイン案としてもってくるデザイナーがいる、それなら私たちがイラレ使えたら作れるよって思ってしまうこと。どこから指示したらいいかわからないくらいデザインレベルが低い、でも細かく指示するのも大変だし諦めてしまうこと…。自分が考えた構成案やコピーを、いい意味で裏切る人はいない。などなど。
結局、19時くらいから22時くらいまでお店にいたのだけど、途中から自分がだれと話しているかわからなくなった。会話自体は続いていて、キャッチボールできているのだけど、わたしは一体だれと話していたのだろう。