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弁理士の存在を、もっと知らしめたいと思った話


未だに「弁理士って何?」と聞かれる

 自己紹介では、多くの人と同様に職業を言います。
 すると、多くの人はこう反応します。
 「弁理士って何ですか?」

 聞かれる度に、「知的財産専門の弁護士みたいな職業です」と答えます。
 でも心の中では、「弁理士は弁護士と違って単独で法廷に立てないから、何か違うな……もっといい表現がないのかな?」と悩んでしまいます。

異業種交流会で、知名度の低さに痛感

 弁理士がいかに知られていないか、痛感した出来事がありました。
 ある平日の夕方、異業種交流会に参加しました。
 名前と事務所の存在を、売り込むためです。
 会場に入り、主催者の方に挨拶し、名刺を差し出します。
 「おお、弁理士さんですか」
 その方はすぐに、私がどんな職業か分かって下さいました。

 主催者の方は、既に集まって話していた参加者の方々に、声をかけます。
 「ちょっと皆さん、弁理士さんが来ましたよ」
 どんな反応が返ってくるのだろう、と思いました。
 しかし、参加者の方々は首を傾げました。
 「……弁理士?」
 ようやく聞こえてきた声は、疑問形です。
 「ええと、弁理士というのは、……」
 焦りながら、いつものように説明しました。

なぜ弁理士が有名でないのか

 (また知らないって言われちゃった。何でいつまでたっても弁理士は有名にならないんだろう?)
 参加者の方々と話しながら、モヤモヤとした思いを抱えていました。
 そんな時に、行政書士の方に話しかけられました。

 雑談をするうちに、興味深い意見を耳にしました。
 「行政書士は数が多いから、こういう交流会でよく営業します。税理士さんもそうですね。あとは中小企業診断士さんも交流会とかに出る傾向にあるみたいです。弁理士さんはあまり見かけませんね」

 ひとつ、仮説が湧いてきました。
 「弁理士は元々数が少ない上に、名刺交換の場に出ないから、知られてないのでは」と。
 「数が少ない」のはコントロールできません。
 でも、弁理士の存在を売り込むことはできるはずです。

まとめ

 ふとした会話の中で、弁理士が有名でない原因を思い付きました。
 そして、今後も存在を売り込む活動は続けていこう、と決意しました。

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