バラエティ番組『新しいカギ』を観て、商標を考えた話
子どもから大人まで人気の『新しいカギ』
コロナ禍で人々の気分が落ち込んでいた2021年4月、元気になれるバラエティ番組が始まりました。
フジテレビの『新しいカギ』です。
チョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコが出演しています。
3組が、コントや身体を張ったゲーム、学生とコラボした企画に挑戦します。
特に「学校かくれんぼ」は、名物企画です。
学生が制限時間内に、校内に隠れた芸人を見つける企画です。
創意工夫を凝らす大人たち(番組スタッフ)と、全力で探し回る学生たちの、どちらが勝つか、スリル満点です。
「山田哲人チェンジ」というじわじわ来るゲーム
先日、子どもや若者に流行りそうだな、と思ったゲームが出てきました。
「山田哲人チェンジ」です。
山田哲人選手の応援歌に合わせ、名字か下の名前が同じ有名人を言います。
例えば、山田哲人→山田隆夫→さいとう・たかを、という流れです。
地味ながら、「この名字(下の名前)の有名人他にいたっけ?」とつい考えてしまうゲームです。
また、スムーズにつなげた時と間違えた時の落差が面白いです。
霜降り明星のせいやさんが、「菊池」の流れで「菊池弁護士」と答え、「あの人の下の名前は弁護士!」と言い訳していたのは、個人的にツボでした。
他人の氏名は商標登録できない?
氏名をモチーフにしたゲームを見ていて、氏名に関する商標法の条文を思い出しました。
他人の氏名は原則、商標登録できません。
氏名という大事なものを、他人が商標権として持つべきではないからです。
法律的には「人格的利益の保護」といいます。
ただし査定時(特許庁が商標登録できるかの判断をした時)に、本人の承諾があれば、商標登録されます。
基本的には、商標登録出願の時点で、本人から承諾書をもらいます。
もし、出願時に承諾をもらっていて、査定時に本人から「やっぱり私の氏名を使わないで下さい」と言われた場合は、登録されません。(そんな気まぐれに振り回されたくないですが……。)
まとめ
『新しいカギ』、3組がどんな企画やゲームに挑むのか、今後も楽しみです。
「山田哲人チェンジ」は、友達とやってみようかなと思います。
違う世代の人とやったら、「そんな名前の人が今流行ってるんだ(昔流行ってたんだ)」と、新しい発見がありそうです。
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