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応援していたYoutubeドラマ『はつ旅シャッター』がバズって、商標を考えた話
高校生が監督を務めたドラマが話題に
最近、Youtubeドラマ『はつ旅シャッター』が、5万回再生されて話題となっています。
こちらは、公開時点(2023年3月11日)で高校三年生だった、島崎利一(りいち)監督によって作成された、ドラマです。
島崎利一さんは、鉄道系Youtuber・西園寺さんの編集を担当されています。
彼が「ほいさっさ」名義で編集した『日本の半分で鬼ごっこ』は、西園寺さんの名を広く知らしめるきっかけとなりました。
鉄道などの交通に詳しい逃亡者チームと、知恵を絞って追い詰める鬼チームの駆け引きを、コミカルかつスリリングに演出しています。
どんな作品?
親の干渉に悩む男子高校生が、20代の旅する写真家の青年に出会うところから、物語が始まります。
大阪府貝塚市の絶景、主人公の思春期ならではの葛藤、ポジティブになれる青年のセリフなど、見どころ満載です。
エンディングテーマ『コミュ障でも叶えたい』は、女子高生のバンド「有酸素運動部」によるものです。ドラマに瑞々しさを添えています。
ドラマの制作にあたって、クラウドファンディング(CF)も行われました。
私も、CFが開始した2022年7月より、参加しました。
エンドロールの「CF賛同者」欄には、私の実名「山口 明希」が掲載されています。
ドラマのタイトルは商標登録されるか
さて、『はつ旅シャッター』というタイトルは、商標登録されるのでしょうか。
結論から申し上げますと、現状では商標登録されません。
特に、商標を使用する範囲(指定商品、指定役務)を「録画済みのDVD・光ディスク」「インターネットを利用した映画の制作」といった範囲にした場合に、拒絶されます。
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商標登録出願した商標が、その商品やサービスの特徴を表示するものに過ぎない場合は、一人に独占させるべきではない、という背景があります。
「録画済みのDVD・光ディスク」に関しては、DVDやブルーレイの内容について『はつ旅シャッター』だと表示したに過ぎない、と判断されます。
また、「インターネットを利用した映画の制作」に関しては、制作した映画が『はつ旅シャッター』だと表示したにに過ぎない、と判断されます。
ただし、登録される可能性もあります。
今後『はつ旅シャッター』がシリーズものとなり、島崎利一監督の作品と認識されるようになった場合です。
島崎利一さんを、これからも応援したい
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島崎利一さんは、この春から大学生です。
大学では映像を学び、以前と同様に西園寺さんの動画の編集も行い、オリジナルの映像作品も作られる予定とのことです。
これから、どんな作品が彼の手によって生み出されるのでしょうか。
非常に楽しみです。