七夕祭りの季節に、商標を調べた話
夏は七夕のお祭りが各地で行われる
7月から8月にかけて、全国で七夕祭りが行われます。
七夕は一般的に7月7日と言われていますが、地域によっては8月7日となっています。「旧暦の」7月7日と解釈する地域は、8月7日説を取っているようです。
三大七夕祭り、3つ目はどこ?
七夕祭りの中でも、三大に数えられるものがあります。
ひとつは、仙台七夕祭りです。
鮮やかな和紙を使った、伝統的な吹き流しが特徴です。
もうひとつは、湘南ひらつか七夕祭りです。
その年の話題や流行をモチーフにした飾りが見所となっています。
しかしあとひとつは、解釈が分かれています。一宮七夕祭りと安城七夕祭りです。
どちらも愛知県の七夕祭りです。
一宮七夕祭りは、繊維の神様を奉る行事です。繊維業で栄えた町ならではの祭りとなっています。コスプレイベントがあるのも特色です。
安城七夕祭りは、竹飾りの長さを競う大会や、短冊ロードと呼ばれる無数の短冊が並ぶ光景が見所となっています。「願い事」に特化した祭りです。
七夕祭り関係の商標を調べてみた
七夕祭りに関する登録商標には、どんなものがあるのでしょうか。
三大(というか四大)七夕祭りの中では、「安城七夕まつり」(商標登録第5455371号)があります。
ロゴ化されていて、マスコットキャラクター「きーぼー」も描かれています。
指定役務(サービス)のひとつは、「安城市の七夕まつりの企画・運営・開催」です。
単に「七夕まつりの企画・運営・開催」と表現した場合は、質の誤認を起こす商標だとして登録されません。
具体的には、安城市以外の七夕祭りで「安城七夕祭り」を使用すると需要者を困らせる(質の誤認を生じさせる)ことになるので、出願が拒絶されるということです。
指定役務の表現には、気を遣う必要がありますね。
まとめ
三大七夕祭りの解釈は割れていますが、どれも素敵な祭りであることに変わりはありません。
私は湘南ひらつかと一宮(サムネイルは一宮です)しか知らないので、他の七夕祭りも行ってみたいです。
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