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成功するには「覚悟」がいる
【僕】前に、「君はどうなりたい?」って聞いたよね。
【君】考えてみたよ。でも、土台を作るってどういうことか…。
難しくて分からないよ。学ぶのが大切ってのは分かったけど。
土台を学んだら、成功したりお金持ちになったりできるってこと?
【僕】概念の話って難しいよね。
じゃあ、今日はこんな話をしてみようか。
成功を知るためには、どんな失敗があるのかを知っておくことも大切なんだ。
ビジネスを宝くじ化してはいけない
【僕】前に『人格(根)が形成される前に華やかな花(莫大な利益)を咲かせてしまうと、その花(莫大な利益)だけが目的で人やお金が集まってしまうことが多々ある。』って話したよね。
花だけを求めるがあまり、失敗していくのは、短期間の間に多額のお金を手にした人が多いって感じるんだ。
【君】たくさんのお金が手に入ることは良くないの?
【僕】良くないわけではないけど、例えば、分かりやすいのはビットコインや宝くじかな。
一気に大金が手に入ると、多くの人が一瞬で崩壊していくというとのは、統計的にも出ている事実なんだ。
宝くじも高額当選者の約9割は3年~5年で破産すると言われているんだよ。
【君】どうして?
【僕】一気に大きな金額を手にした人は、「お金持ちになる覚悟」が出来ていないから。その人自身の「受け皿」がどれだけ大切か、ということなんだ。
本来であれば、お金というのは『社会に商品やサービスを提供した』、『貢献した』ことの対価であるはずだよね。でも、宝くじやビットコインはそうじゃない。
ある日突然、たまたまお金持ちになっただけなんだ。
だから、本来人はお金をコントロールすべきなのに、お金にコントロールされてしまって、最終的に崩壊してしまうわけなんだ。
でもこれは、宝くじに限らず、ビジネスでも同じことが言えるんだよ。
たまたま最先端ビジネスに乗っかり大当たり、というのもこれに近くて、やっぱりそういう会社は継続しづらいのが現状なんだ。
そもそも、長く続いている会社は創業当初から紆余曲折あり、苦労もし、その時々で経験を積むことで、土台を作っていっている。いろんな経験をする中でいろんな人への感謝が生まれ、多くの苦労をしてでも生かされているのは人様のおかげだと、自然と謙虚になっていく。
経験が言葉に重さを与える
ところが、急成長した会社のワンマン社長は自分一人で成果を上げたと勘違いしている場合が多いんだ。表面には見せなくても、謙虚という言葉だけ捉え、とりあえず謙虚っぽいふりだけしとけばいい、と思っている人も少なくはない。
今は、知識は本やもっと簡単にインターネットで調べればいくらでも拾うことができる。でもそれは単なる「知識」。
実体験から出てくるものであってこそ、初めて行動に出るんだ。
同じ「ありがとう」という言葉でも、そこに思いがこもっていなければ薄っぺらなものになってしまうよね。
例えば、今君にジュースをごちそうした時に言う「ありがとう」と、1週間ご飯が食べられてなくて、やっと1週間後に食材を提供してくれた人に対して言う「ありがとう」とでは、言葉の重みが全く違ってこないかな?
もう、何とも言えない、気持ちのこもった「ありがとう」が出てくると思うんだ。
それは、経験が言葉に『重さ』を与えるから。
覚悟があるか
でも、これからビジネスを拡大したい、会社を大きくしたいという思いが強すぎる人は、あこがれる対象が違ってくるんだ。
謙虚で誠実な人より、派手で羽振りがいい人に目が行きがち。
例えば、インスタを見ても、お金を並べてみたり、フェラーリに乗ってブランド物を身につけ、優雅な生活を投稿している人は分かりやすいよね。
ある意味、そういう戦略としてはいいかもしれないけど、それを本質と思っていると、仮にお金持ちになった後が怖いんだよ。
なぜなら、足りていないものがあるから。
それは、何かというと、『成功する覚悟』なんだ。
君は『成功する覚悟』が出来ている?