散文的映画感想文#1『シングルマン』
こんにちは
自分の書いた記事を眺めていると,なんだか暗い記事ばっかだったので
このままだととんでもない根暗野郎だという誤解(事実)を与えそう・・・
ということで,映画レビューでもあげてみます
最近はNORIKIYOの『2 FACE』ばかり聴いていました
「教えてくれよ俺に誰か 一体俺がどこの誰か」
このフレーズが心に刺さりまくる毎日でした
そんな時この『シングルマン』をふと見ました NETFLIXで
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最愛の男性を失った男,つまり同性愛者が主人公のこの映画
パートナーを亡くしたこともあり,悲しみにくれつつ,
その代わりを無意識に探してしまいます
(男性の肉体に視線を向ける描写が前半部分に多々あるのですが,そのふとした仕草の表現には目を見張るものがあります。)
そんなとき,自分と同じように現実に苦悩する青年に出会います
「過去に囚われたくはない,現実は過ぎ去ってしまえばいい」
このように話す青年と,自分を重ね合わせる主人公
「経験とは何をしたかではなく,そこから何を得たか」
本からの引用を青年に語る主人公ですが,自分にも勿論語り聞かせています
今の自分はどうして成り立っている?自分は何をすればいい?
同じく苦悩していながらも,青年の純とした視線を受けて主人公は悟ります「ありのままに」
パートナーの死で踏み外した轍に,その時主人公は戻ります
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人は過去から得た経験を糧に現在を生き,未来に希望を見出します
しかし,そんなにうまく一直線に生きることのできる人間なんていません
どこかで踏み外したり,立ち止まったり,がたがたな人生を送っている人が大半だと思います(人のこと言えませんが)
人がまっすぐに生きるにはどうすればいいか,
それを教えてくれる映画だと思います
激しくネタバレしましたが,まあ肝心なところはぼかしているので,
是非見てください
正直人生のベストムービーTOP10には入りました
追記:
なぜこの映画を見たかというと,僕は主演のコリン・ファースのファンなんです
この映画のコリンは少しくたびれた感じを出しつつも,変わらないセクシーさをもっていてめちゃくちゃかっこいい!
生まれてくる人種間違えました
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