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その28「その日その時間そのレースに自分の最高潮をもっていく」
こんばんは、山口美咲です😊
今日は北島康介杯に参加してきました!
辰巳にある、国際水泳場は水泳の聖地🏊♀️
約4年ぶりに辰巳でレースに出ました😆
ドリームチームとして参加した久々のレースは、なんだかとても懐かしく、とても楽しくて、実は少し泣きそうになりました☺️
小学生の頃、決勝に向かうまでジュピターを聴きながらこの道を通っていたとき。緊張していた私は歌詞のこの部分が聞こえてきました。
「夢を失うよりも悲しいことは、自分を信じてあげられないこと」
緊張してどうしたらいいかわからない時、この歌詞が支えてくれました。
夢を失うことよりも、自分を信じてあげられないことの方が悲しいのだと。
そうして歩いたこの道。
今でも自分を信じて歩いていきたいと思いました☺️✨
そして何より、やっぱり水泳が大好きで、仲間が大好きだということ、この場所で山口美咲が確立したのだと改めて思いました、
その28「その日その時間そのレースに自分の最高潮をもっていく」
今日はこのお話です。
意外と知られていませんが、オリンピックの選考は各競技によって異なります。
競泳は、前年度の世界水泳で金メダルをとれば1年前に内定。
あとの人は、世界新記録をもっていようが4月の選考会で決まります。
つまり、
決められた日決めれた時間決められたレースで結果を出さなければいけないのです。
日本の選考基準は、
オリンピック年の日本選手権決勝レースで、日本が決めた派遣記録を突破した上位2名(リレーは上位4人の合計記録が派遣記録を突破すること)
他の競技の仲間から、水泳って厳しいよね!と言われますが、わたしはこのクリアなルールが好きです。
過去、水泳でも選考基準のタイムがありませんでした。ですが、わたしの大先輩である千葉すずさんが訴訟してくださり、今の日本の選考基準がつくられました。
オリンピックの選考基準も各世界で違いますが、日本のように1発勝負で決まる国は少ないと思います。
だからこそ、最後決めるのはメンタルの強さだと思います。
そのレースで人生が変わるのだから、腹っ肝座ってないとやってられません。
そこで私は、残り2週間になると
「あとはメンタル。身体は疲れもとれてきて動くはずだから、うまくいかないことは自分の心がそう迷わせている!」
と言い聞かせていました。
毎年毎年そういった時間を意識した生活を送ってきたおかげで、日々のスケジュール感や目標の期日に対して細かく考えられるようになったのだと思います。
今日久しぶりにサブプールで会ったオリンピックを目指している仲間をみて、今の結果ではなくオリンピック選考会やオリンピック本番の日に照準を合わせられるよう、心をしっかりと持ち、あとの数ヶ月必死にやり抜いてほしいな、と思いました。
その28「その日その時間そのレースに自分の最高潮をもっていく」