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その8「自分ルール」
こんにちは、山口美咲です😊✨
今日も刻々と時間は過ぎていきますね!人生短い〜😭!
さて、今日は昨日の続き…
とてつもない悔しさを知った小学6年生の私がつくった「自分ルール(造語)」のお話です😊
そもそも自分ルールとはなんぞや!って感じですが、、、その説明からいたします🙇♀️
この世界にはルール(規則)がたくさんあります。国の法律も、スポーツのルールも、家庭内でもルールがあるかもしれません。
そしてそのルールはどれも理想的な姿がゴールとして存在すると思います。
法律であれば「平和な暮らし」
スポーツのルールであれば「フェアプレイ」
家庭内ルールであれば「喧嘩にならないため」とか?
そして私は、「あの子に勝つため」に自分ルールをつくりました。
なにをしたかというと、
①まず初めに自分を知ること
たとえば、あの子に勝てないということは今の自分からパワーアップしなければいけない。今の自分の弱いところはどこだろう?彼女にあって私にないものはなんだろう?と、思いつくものを洗い出しました。
②やることを具体的に落とし込む
足りないところ、鍛えられるところがわかったら、そこに対して具体的になにを行うのか書き出しました。ちなみに、この時書いた内容は
・夜30分ほどのランニング/体力が足りないと思ったから
・練習の回数を週5回から7回へ
・休まない
・毎日腕が上がらなくなるまで追い込む
・年上の人に1回でもいいから練習で勝つ
・ハッピーターンは1日1つ
・一日一膳
最後の一日一膳は、くじで負けたときに運も必要だと感じたため、徳積みをしようと思いました。すごく小さいことなのですが、必ずトイレのスリッパを並べる、とか、ゴミが落ちてたら拾う!とか。いろいろやってました🤣ちなみにハッピーターンは、最後ハッピーなターンではなくなりました。笑
そして、
③自分で決めたことをやり抜くこと
③が一番難しいことかもしれません。でも「継続は力なり」という言葉があるよう、続けることは自分の身となり力となることを実証することができました。やるの忘れてた!ってことがないよう、自分ルールを書き出して、部屋中に貼り付けていたりしました。
毎日全力でやる!と決めた私は腕があがらなくなるまで、重力がキツいと思うほど、息が上がり過ぎて脇腹がつることも何度もありました。
そして迎えた次の年の全国大会。
プログラムをもらったらすぐに彼女のエントリーを確認しました。
「いる。」
この時、自分ルールを続けていた私には自信しかありませんでした。
そして私は大きな大会になればなるほど、あまり緊張をしない性格でした。なぜかというと、
「会場すごい広いから私なんてそんな見えないし、この会場の中で10人くらいしか私のこと知らないから見てないでしょ🤣」
と思っていたため、他の人の視線やプレッシャーを感じず泳ぐことができました。
逆に言えば、市の大会が一番緊張しました。笑 みんなめっちゃ見てるんだもん。笑
そんな中迎えたレース。
まさかの予選1位通過。
ええええええ!あの子にだけは負けたくないって思ったのに16人ぬいちゃったよ😳😳😳
そして次のバタフライのレースは予選落ち。
控え場所に帰ると、その時の先生にこっぴどく怒られました。
しょんぼりしながら決勝を泳ぎ、優勝🏅
先生にはバタフライで予選落ちしたので、褒めてもらえなかったけど、
「自分ルールを続ければ速くなれるんだ。」
と思いました。
だからこそ、悔しいと思う気持ちをもたせてくれた彼女には今でも感謝しています。
そして実はこの子とのストーリーは引退後まで続きます。
2016年友達の結婚式に行き、席順をみるとその子の名前があったのです!(まあ水泳界だから可能性は高いんだけれども笑)
その子は大学生で引退をしたのですが、それまでずっと私は見ていました。私が成果を残していったため、その子と泳ぐことが減り、話すこともなく終わってしまったのですが、プログラムに名前がない時は勝手に元気にしてるのかな?と思っていたり。たまにはレースを見にいったりしていました。なんだか話しかけづらく、唯一友達になれなかったので気になっていました。
そして出会った結婚式。どうしようと思っていると、彼女が話しかけてきてくれました。
「美咲ちゃん、私のこと覚えてる?」
「😳😳😳…もちろんだよ!一回も忘れたことないよ!」
それから今までのことをお互いに話しました。
彼女は、
「あのとき私がクジで負けてたら、私がオリンピックに行けてたのかなあって思いながら応援していたよ。」と。
全てには意味があって、そして自分の受け取り方や気持ち次第でやることが変わり、未来が変わります。
だからこそ私は彼女に
「あなたにあの時負けたから、ここまでがんばれたよ。ありがとう。」
と伝えることができました。
自分の気持ちにも、起きていることにも目をむけて、心を向けていきたいなと思いました。
そしてなにより自分ルールをつくったことで、
「ライバルは誰でもなく、自分だ」
ということに気付くことができた、とても大きな学びでした。