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その17「ベッドの壁でみた先輩の言葉」
こんにちは、山口美咲です!
昨日とは打って変わって寒いですね😂
風邪には気を付けましょう☺️✨ならないためにはやっぱり手洗いうがいですよね!意識することが大事😊✨
さて本日は
「ベッドの壁で見た先輩の言葉」
についてです。
私は高校よりイトマンスイミングスクールへ行き、寮生活をおこなっていました。
男子寮、女子寮とあり、男子寮は別棟。女子寮はプールの上にありました。
プールの事務所へは学校へ行く間、そして夜の21時45分には携帯を預けにいきます。(好きな人いたときが一番つらい!笑)
寮の規則は、門限18時半。消灯10時。
学校から帰り、練習が終わるとすでに18時半です。
つまり練習がある時にはどこにも行けないと言うわけです。帰ってご飯を食べてお風呂に入るとだいたい20時すぎ。疲れ切った日には携帯を触らず寝ることも…
でも青春真っ只の高校生。もちろんダミー携帯を預ける人や、2台持ちの人もいたり…(子供って欲望のまま考えるとすごく頭よくなるよね笑)
そんな中、私が一番印象的だったのは寮のベッドの中の壁。
今はもう無い建物ですが、私がいた頃の寮は4つの部屋にそれぞれ2段ベッドがふたつずつ。一部屋マックス4人の寮には、シルバーラックが2台置かれていました。
ベッドは全てカーテンで仕切られ、ベッドの中にはプライベートが持てるよう3段の棚が用意されていました。
私は結構その空間が好きだったのですが、ある日かべに書いてある文字をみつけたのです。
「負けたくない」
「くやしい」
「絶対勝ってやる」
「もうやめたい」
など。
その寮は建設されてからすでに20年ほどたっていました。
イトマンスイミングスクールというのは、昔からそれこそTOP集団で、成績で寮費や遠征費、学費やジャージの色が決まるという、全てが結果主義のスイミングでした。過去にはオリンピックのメダリストも多数。その人たちが過ごした寮。
プライベートな空間はベッドの中にしかなく、あとの時間は闘っていたのだと、そのベッドから伝わりました。
そして私はここで過ごしていくのだと。
過去どれほどのイトマンスイミングスクール生がオリンピックを目指し、夢を絶たれたのかと思うと、これから先自分がどのような人生をあゆむのか怖くなりました。
でも同時に思ったことは、
「私は必ず最後まで夢に向かって突き進もう」
ということでした。
この壁に想いをつづった先輩のことを思うと、決して楽な道ではないと容易に想像できました。
でもそれでも立ち向かう覚悟ができたのは、壁に刻まれた先輩たちの想いがあったからだと思います。
その16「ベッドの壁で見た先輩の言葉」