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その36「ほんとの自分を理解してくれている人がいれば、それだけでいい」
こんばんは、山口美咲です☺️
はやいー。もう3月ー。今日はひなまつり。
そんな日、私は親愛なる尊敬するコーチとご飯に行きました😊
25年間の水泳人生でいろんなコーチに出会い、教えていただいたけど、最後のコーチ。
初めて、全てをぶつけられた先生。
夢、目標、目的に向かってこうしたい!と
お互いが真剣に考え、ぶつかり合える存在。
そのコーチは元は他の選手のコーチで、
「誰々のコーチ」というイメージだった。
でも見てもらうようになって、私のコーチだと、このコーチと一緒にオリンピックに行きたい、私が連れて行きたい!と思えたのは先生だけかもしれない。
素の自分を、なにも取り繕っていない自分を受け入れてくれる存在がどれほど救われるか。
総支配人に着任した今、こうやって気軽にご飯にいけて話せて笑えて、それだけで嬉しいと思いました😊
その36「ほんとの自分を理解してくれている人がいれば、それだけでいい」
「オリンピアン」ってベールはすごいんです。
1回行ったら、人生最後まで背負っていくもの。
いい意味では目立てるし、一目置いてもらえる。
悪い意味では、期待に応えられないと倍以上の落胆の目が向けられる。
合コンに行った日には、オリンピアンと言った瞬間に敬語。恋愛対象じゃなくなるんですよ。
こんなにもほしかった肩書きが、邪魔をするなんて思わなかった。
わたしはずっと結婚をして愛する家族をつくることが夢です。
この夢を言葉にしたら乾いた目で見られる。
「おとなしくしてたら彼氏くらいできるでしょ」
こう言われることも少なくないけど、
自分を殺してこの儚い人生を過ごすのか。と思うと、それは選択できなかったし、できない。
北京あとから、どこにいったって「オリンピアン」は纏ってくる。そして背負っているものは「日本」という国。
誇らしいけど、「オリンピアン」でいなきゃいけない。
すごいよね。この6文字で勝手に
この人は優れていて、努力家で、誠実で、、、
っていうレッテルがはられる。
目の前でググられて、生年月日やら出身地やらあからさまになる。プライバシーなんてあってないようなもの。
別にいいんだけどさ。
わたし自身を見てくれるひとはいるのだろうか。
とふと思ってしまう。
でも私は人に恵まれていて、みんな私自身を見てくれる。
ほんとにありがたい。
そして今回3月1日から総支配人になった。
嬉しい、誇らしいけど、どこか自分のこころのすみっこで、
また新しく纏うもの、背負うものが増えた。
と思ってしまった。
これは贅沢な悩みだと思う。
だからこそ、わたし自身を見てくれる人を大切にしたいとさらに思った。
いま目の前を歩く人、行き交う人、それぞれ人生があって、その人の生き方があって、考えることがあるんだろうなあ。と。
これから私のチームができるわけだけど、
自分らしく、みんなが仕事いくかあ!と前向きな気持ちになれるような居場所をつくりたいな、と思った。
そして、みんなが自分を出しても受け入れて認めてくれる、「あなたはあなたでいいよ」と言い合えるようなそんな場所。
上司に、みんなそれぞれの立場で仮面をかぶるんだから、と言われたけど、、、
できるだけ仮面はかぶりたくないな、と思ってしまう、ひなまつりの今日この頃。
その36「ほんとの自分を理解してくれている人がいれば、それだけでいい」