その7「初めての全国大会。悔しい！って大事」

こんにちは、山口美咲です😊

昨日はたくさんのコメントやスキをいただき有難う御座いました🙇‍♀️というか見てくださるだけでありがたすぎる😭✨コメントもお返しいたしますね😊！

そして、今日は「悔しい！って大事」のお話です。

「全国大会にでる選手になりたい！」と思っていた私は、次の年に全国大会へ行くことができました。

初めての飛行機、初めての本州、初めての東京！

みんなテレビの中の言葉で話してる！（標準語のこと笑）ドキドキワクワクが止まらなかった🤣

そして全国の友達が欲しかった私は、試合前のホテルで、「絶対この子水泳選手だよな〜」と思い、エレベーターの中で「JOでますか？」なんて聞いたり。笑

そしたらなんと、その女の子は同じ種目に出場、そして年齢も一つ下、愛媛からきたと！

テンションはさらに上がり、明日の試合がますますたのしみになりました。

そして次の日のレース。

召集所でやたら話す。🤣🤣🤣

「ベスト何秒？」

これ水泳あるあるの質問。笑

召集所から、戦いやかけひきは始まっています。それを小学生からやってるんだもんなあ〜と思うと、なんだかみんな勝負師だよね😂

そして長崎から来た私は、せめて2回は泳ぎたい！！！と強く思っていました。

水泳には予選と決勝があり、予選で勝ち残った8人が決勝に行きます。ですが、ジュニアオリンピックカップでは8-16位までを決めるB決勝というものがあり、「せめて16位には！」と思う気持ちで泳ぎました。

結果16位

よかったー。と思っていたところ、放送が…

「先程行われました女子50m自由形山口さん、事務所までお越し下さい」

え？！😳😳😳失格でもした？！

と思い急いでいくと、そこにはもう一人女の子がいました。

同じタイム、同着で16位だったんです。

そして事務局の方が、

「はい、じゃあくじ引いてね」と。

えええええええええええええ！！！

今までの練習は？試合は？最後は運なの？！

と思っていると、目の前の女の子が飛び跳ねて喜んでいます。

ちょっと待って。その子東京の子だよね？絶対このプールで泳いだことあるよね？きっと片道200円くらいだよね？私長崎からきて、初めてのプールで、みんな応援もきてるから総額30万ぐらいかかってるよ？私でよくない？！？！

と心の中で叫んでいたのですが、私が引いたクジには何もかかれていませんでした。

その時、

「この子にだけは一生負けない！！！」

と心から誓いました。

「めちゃくちゃ悔しい。こんな悔しいことってあるんだ！！！」

そして私は決意するのです。

「あの子に勝つためならなんでもやってやる」

そうして、その子の名前は現役生活25年間の間で一度も忘れることはありませんでした。

そして「あの子に勝つために」つくったものが「自分ルール」でした。

「自分ルール」については明日お話ししますが、なんといっても、この「悔しい！」という思いが自分を変える大きなきっかけとなりました。

引退してからも、日々の生活で悔しいと思うことは多々あります。

そう思ったとき、「変わりたい、強くなりたい」という気持ちが同時にでてきます。

今の私では勝てない。今の私より成長したい。と思うのです。

もちろん努力は必要かと思いますが、まずは「悔しい」と思う気持ちがとても大切で、自分を成長させてくれるひとつの材料だと思います。

まずは自分の気持ちに敏感になること。

そこには強くなるため、成長するためのヒントがあるのではないかと思うのです。