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その34「振りかかった出来事は天からの贈り物。自分で選んだものでなくても"はい"と言ったらそれは自分が選んだ道」
こんにちは、山口美咲です!
今日のタイトルは長め🤣
生きていると、
こうしたいなあ〜と思ってその選択肢を手繰り寄せていくものと、
わあ、こうきたか〜とふりかかってくるものがあると思います。
簡単に言えば、計画していたものと、予想外のもの。
私は今年人生100年で一番よい運気なので、転がってくるものは全て自分にとってよいモノなのですが、
面白いことにいろんなお話が舞い込んできます😊ありがたい☺️
でも、今の自分には到底全うすることが難しいことだと、目の前の山があまりにも大きくて、久々に北京後の気持ち🙌⛰
でも、「はい」と答えた自分は、その山を登る選択をしました。
まだくすぶってるけど、覚悟をしなきゃ。
この大きなチャンスを活かすために。
それこそ先を考えるとゾッとしてしまうけど、きっとこの先この2020年のことは忘れないだろう、とそう思う年になるんだと思う。
イメージするなら、二宮金次郎像が全速力で走ってる感じ。🤣🤣🤣
うん、腹括らんとね😊🇯🇵
その34「振りかかった出来事は天からの贈り物。自分で選んだものでなくても"はい"と言ったらそれは自分が選んだ道」
2008年に初のオリンピックを経験した私は、2009年に日本新記録を樹立しました。
年の軸でみると、右肩あがりやん!って思いますが、またまたこの1年も凄い波乱だったんですよ。
2009年の日本代表選考会ではなんとかもう一度日本代表に入ることができ、初の50m自由形のタイトルをとりました。
そして、この2009年の記録が人生で最高の記録なのですが。
まずは2009年のユニバーシアードから。
ユニバーシアードというのは、世界の大学生選手権です。これもオリンピック協会の試合で、選手村も設置される大きな大会です。
そんな初のユニバーシアード大会はセルビアで開催されました。
この試合で私はたくさんのことを学びました。
今日はひとつめ。
世界の情勢について。
セルビアではその頃まだ戦争後10年ほどしかたっておらず、半壊の建物やビルが普通に見えていました。
そんな中選手村に入ると、ブルーシートに覆われている場所がありました。
「なんだろ?」とみんなで話していたところ、その全景が明らかになる日が。
その日は風の強い日のあとでした。
ブルーシートは剥がれ、その中に見えた景色は選手村の真ん中にある「スラム街」でした。
初めて生のスラム街を見ました。
それも選手村の中で。
その時、自分の世界がどれほど裕福なのか、こんなに世界は違うのか。
と思いました。
24時間食べ放題の選手村。でも実際セルビアのご飯はなかなか美味しいとは言えなくて…でもその情景をみたとき、自分の世界はどれほど幸せか、ということに気がつきました。
そして気がついたときには、りんごを持ちスラム街の子へ渡していました。
その子はおそるおそる近づき、りんごをパッととり母親へ渡していました。
そんな次の日、警備は強化され、ブルーシートはより張り巡らされていました。
世界のことなど全く知らなかった。いまの私が全てだった。でもこの遠征で多くのことを知りました。
そこで、平和とは何か。生まれてきた運命はなんなのか考えるようになりました。
きっと生まれてきた運命、いまの人生、ふりかかっているもの全てにやっぱり意味があって、日々のたわいもない自分の選択でこの人生が成り立っているんだなぁと。
未来はわからないけど、今を精一杯生きて、しっかりと選択し、"はい"と言った自分に責任を持って生きていきたいな。と感じました。
その34「振りかかった出来事は天からの贈り物。自分で選んだものでなくても"はい"と言ったらそれは自分が選んだ道」