
その29「夢の先にはまた夢」
こんばんは、山口美咲です😊
さっむいですね!雨も降って、気温も低くて、手がかじかんで、冬!って感じな今日は、ニュースじゃコロナウイルスとか、コービーさんのお話とか、不倫の話とか…
いずれにしよ、どれも突発的。
いつ誰がどんなことになるかなんてわかりません。
そして突発的なことは悪いことがあれば良いこともある。
どちらももしかしたら同じことを言うのかもしれない
「これは夢ですか?」と。
そして、どうせなら良い夢であってほしい。
その29「夢の先にはまた夢」
みなさんは、夢が叶う経験をしたことがありますか?
私は2回あります。
北京とリオ。このオリンピックに行けたとき、夢が叶いました。
でもロンドンオリンピックは行けなかった。
一番行きたいと思って恋焦がれていたオリンピック。
私のオリンピック人生を振り返ると、
行けたらいいな!とチャレンジした北京。
行くことが前提!と自分を追い込んだロンドン。
どうしても行きたい!と死に物狂いで臨んだリオ。
それぞれいろんな想いがありました。
今日は行けたらいいな!とチャレンジし、見事夢を叶えた時のお話。
オリンピックという夢に向かってひたすら走り続けていた私は、夢が叶ったことを信じることが出来ませんでした。
「これは本当に現実なのだろうか。夢というオチじゃないんだろうか。」
ほっぺたをつねったり、電話をして確認したり。
もちろん浮き足だっていました。
自分が本当にオリンピックに行けるなんて。
よく聞く話だと、陸上種目ではゴールの5m先にゴールテープを張っておくと速い記録で走ることができる。という事例があるそうで。
まさにその状態だったと思います。
ロンドンオリンピックで活躍したい!
そのために北京オリンピックで経験を積んでおきたい!
必死に走っていると、いつのまにかゴールテープを切っていました。
そして夢を叶えたとき見えたものは、
"次の行き先"でした。
次はどこを目指そうか。
これはリオオリンピック後の登山で感じたことですが、
「山を登るのは、目の前に山があるからだ」と
いう登山家の言葉がしっくりきます。
人生は登山と似ていて、登っている間はきつく、ここは今どの辺りなのかと不安になります。果たして進んでいるのか、道は合っているのか。
でも目の前におこる障害や、常に急斜面の道を登っていると、いつのまにか目標の場所に着いていたり。
ふと目を逸らすとそこに咲いている草花に癒されたり。
間違った道でも頂上に到達したり。その道で見つけたことがたくさんあったり。そこでの出会いや学びがあったり。
ただ言えるのは、
「頂上にたどり着くまでにどれも必要なことで、常に頂上を目指していた」
ということ。
その道のりはいくつもあって、ひとそれぞれ違うものだったり、かかった時間もちがったり。
そうするときっと、頂上から見える景色も違うものなのだろうなと思います。
そしてこの頃登った山の頂上から見えた景色は、
「さらに高い山」
でした。これが頂上だと思ったら、そこは新たな山の、そしてもっと大きな山の麓でした。
その山を見た時、
ようやくスタートか。
と思ったのです。
そして私はなぜか、オリンピック後の帰りの飛行機で涙が止まりませんでした。この涙はなんだろうと、飛行機に乗っている間考えていました。
今ならこう思います。
「初めて頂上まで登った感動と、次の山を目の前にした不安」
夢は叶った。自分なりにやり切った。
でもまだ上には上がある。まだスタート地点。
ここからさらに大きな山を登る覚悟ができているのか。耐えられるのか。
そうまでして、"世界で活躍するかっこいい自分"を目指せるのか。
飛行機から降りた私は、それでも登ることを決めていました。
そうして夢が叶ったときにできた、次のなりたい自分は、
「さらに活躍しているかっこいい自分。そして個人種目でオリンピックに出場する自分」
でした。
その29「夢の先にはまた夢」