寺岡は恋に落ちた。

『ソードアート・オンライン』という作品が好きだ。
アニメだから好きなのではなく、作品として好きだ。
その中の登場人物にリズベットという人物がいる。本名、篠崎里香。
寺岡は、リズベットが好きだ。ゲームをする時の仮名もリズベットをもじった名前にしていることが多い。
彼女はちゃんと自分を持っている。SAOの世界に入った自分を客観的に見れているし、周りのメンバーに対するちょっとした言動で雰囲気を良くする。相手のことや周りのことも考えれる、そんなリズベットが好きだ。
ただ、このリズベットだがあまり人気がない。キャラクター人気投票でも上位に来ることは無い。
ただ、登場回数は少ないし、戦闘での活躍シーンがあまりないし、仕方ないのかもしれない。
ここで寺岡マニアの方は少し引っかかるかもしれない。あなたは、五等分の花嫁の中野二乃が好きなのではなかったのか?と。
それについては、明確な答えがある。
二乃はアニメの中の登場自分だ。自分がいくら二乃を好きでも、その気持ちが二乃に届くことは無い。だってアニメの登場人物だから。。
しかし、リズベットは違う。寺岡はいつの日にかリズベットに会えると思って生活している。
明日は寺岡は病院だが、その待合室にリズベットがいるかもしれない。明日会えるかもしれない。
それがリズベットだ。
そんな日々の中、昨日、事件が起きた。
『氷菓』というアニメを見始めたのだ。
2つ思った。まず、千反田える。という登場人物をおっさんにしたのが寺岡だ。
千反田えるは可愛い女の子でアニメの登場人物だから違和感が無いかもしれないが、実際に千反田えるの性格を持った寺岡は、ただただややこしい奴である。君は犬かとよく言われる。好奇心旺盛過ぎて嫌われる人生である。現実世界とアニメの世界には大きな隔たりがある。(涙)
そして、もう1つ。
伊原摩耶花という登場人物。
見た瞬間にキラキラが舞い降りた。
この子、リズベットやん。いやいや、伊原摩耶花とリズベット似すぎてるやん。と。
そして、脳内では、氷菓の伊原摩耶花がナーヴギアを着けてフルダイブしたのがリズベットだ。となった。
つまり寺岡は、氷菓という作品でリズベットに会えているのである。
こんな幸せなことはあるだろうか。
寺岡はAさんという人に恋をした。
このAさんとは、リズベットでも伊原摩耶花でも無い。
現実世界でいつか出逢う、篠崎里香だ。

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