置きグミ
いろんな方々に触発されたので日記を始めてみようと思います。この一回きりかもしれないし次回が三年後になるかもしれないけれど、その時は「本当に三年後だったな……」と思ってほしいです。
クリアファイル欲しさに対象商品のグミを三袋も買ったので、ロッカーに置きグミしている。先輩にあげようと思ったら先輩も似たようなグミを持っていて、似たようなグミを一粒交換した。
置きグミと言えば、「置き勉」的な置きではなく「置き石」的な置きで、線路に置きグミをするとずっと香りが残り続けるという話をどこかで聞いたことがある。
本当にずっと残り続けていたとしても、置きグミした人もそう何回も嗅ぎには来ないだろうし、どこかで線路内への侵入を咎められるから、それって証明の出来ないずっとだなと思った。証明出来るずっとなんてないのかもしれないけど。
本当に千年後咲いてみせるような、その為に花になるような人
似たようなグミを渡し合う梅雨前のひとときは本当にひととき
業務上知り得た秘密にキスをして、いつか手放す恋人みたいに
証明の出来るずっとを探してるほとぼりの冷めた日差しの町で
/山形さなか