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短歌91~100

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2024年11月の記事一覧

短歌96

短歌96

下腹部の言葉の中にある器官ない器官たまに星を見に行く

パフェは白 あなたのせいで行けるなら地獄も天国もとうといよ

私より長く咲き続ける花の鉢植え抱き締めて帰る夜

唐突な愛の告白みたいじゃない?雨 あたしたち濃くなっていく

流星が伝える暇もくれなくて物理も科学も全部くやしい

海の風、眉毛についている寝癖、あなたを暮らしに含めてからの

氷ならどこまでだって行けたかも 社会で精一杯手を握る

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