マガジンのカバー画像

短歌91~100

10
運営しているクリエイター

2024年10月の記事一覧

短歌95

短歌95

ボーカルのありがとう~!をアーカイブ配信で繰り返し繰り返す

ライブでも初めてと思うアレンジの違和感がとびきり愛らしい

保健室のこといつまでも比喩として登場させる 少し冬が来る

したことはなくても予測変換に保健室登校 好きな花瓶

買った時もう欠けていた器みたい君はゆっくり大人になって

夕暮れに取り残されたことがあるだからまだ隕石を知らない

飴玉の破片で誰もを傷つけていたから制服は着られな

もっとみる
短歌94

短歌94

生きていかなくちゃいけないって本当?嘘みたいな色の嘘の月

小さな椅子、可愛い椅子を諦めて、酩酊、きっと遠くへ行くよ

ごみ捨て場の揺りかごゆれる然るべき馬車が来るのをずっと待ってる

once more そして拍手を聴き終えてあなたの側で孵りたかった

すーとはー繰り返しながらどこでもない場所に来たことだけが分かるよ

生きていくわたしたちは基本的に怠惰であって、そういう光

指切りをしたことだ

もっとみる