【パーソナルトレーナー】業界の闇を全てお伝えします。
今回はトレーナー育成スクールが教える内容ではない、正直なトレーナー業界の闇について話していきます。
スクール的には、トレーナー志望者が減少すれば影響が出るため、現実的な情報を伝えることが難しい側面もあります。
ただ、現実を把握せずに良い部分だけを見ようとすると、後悔することが多いです。
実際これまで、そのような人を死ぬほど見てきました。
むしろ、現実的な側面を知り、打開策や改善策を練って前進することが、今後のトレーナーにとって重要だと思っています。
トレーナー講師の立場から、覚悟を持って伝えます。ぜひ一読し、考えるきっかけにしたり、役立つ情報として活用していただけると嬉しいです。
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【フィットネス業界は専門知識や指導スキルが水準に達していない、やばいトレーナーで溢れている】
トレーナーという職業は参入障壁が低く、誰でもなれてしまう側面があります。資格は必須ではありません。そのため、(自称)トレーナーと名乗ることが容易です。
(詳しくは「パーソナルトレーナーに資格は必要か?!」の記事で掘り下げています。気になる方はどうぞ!)
【参考記事リンク】
つまりトレーナーと名乗ってしまえば誰でも出来てしまうのです。
現状、専門知識の勉強をろくにせずに現場に出たり、圧倒的に指導スキルが不足してしまっている所謂「やばいトレーナー」がたくさん存在しています。
【「やばいトレーナー」とは?】
言及が必要かどうか迷いましたが、敢えて述べさせていただきます。
あげたらキリがなくなってしまいそうですが、私が考える「やばいトレーナー」とはこのような人々です。
・自ら指導するエクササイズに対して根拠を示せないトレーナー
・エクササイズ指導の基本となる知識、例えば「筋肥大」と「筋力」の違いさえも説明できないトレーナー(完全なる一例ですが)
・個別性を無視し、同一のプログラムを全てのクライアントに適用するトレーナー
・科学的に全く根拠のないスピリチュアル商品を売り付けるトレーナー
・デッドリフトやスクワットなどのエクササイズにおいて、明らかに間違った指導で腰痛や傷害のリスクを高めるトレーナー
・明らかに間違った指導と価値観の多様を混同しているトレーナー
・身体のコンディショニングや痛みを改善することを専門としていると謳いながら、アライメントチェックや代表的な症例についての知識が乏しく、リラクゼーション程度のマッサージしか提供できないトレーナー
etc…
本当にヤバすぎるものも含めて書きましたが全て実際に見たことがあります。
中でも自ら指導するエクササイズに対して根拠を示せないトレーナーは珍しくありません。
その結果、フィットネス業界ではトレーナーとしてのスキルが水準に達していない者で溢れているという現実が浮き彫りになっています。
【資格不要で短期間の研修でトレーナーに?!】
驚くべきことに、無資格で未経験者でも短期間の研修を受けることで、簡単にトレーナーとして働ける場も存在します。
一定の接客能力や場を取り繕う能力が備わっていれば、情報が限られたクライアントだと「良いトレーナー」「やってくれそうなトレーナー」と誤解してしまうことがあるのです。
そのため、こうした現状は問題とされ、事故やトラブルが増加する一因となっています。
例えば、以前にもご紹介させていただきましたが下記の記事(リンク)でもその一例が報じられています。
【やばいトレーナーの末路】
現代では、基本的な知識をインターネットで手軽に得ることができる時代になりました。
お客さん側からしてみても簡単に知識が手に入る時代に突入し、トレーナー側からしてみたらネットに記載されているような知識があまり役立たない時代へ突入してきました。
しかし便利になった一方でお客さんにケガを負わせる事態が相次いでいるのは、深刻な問題です。
この事態のため、トレーナーに対する目がこれから厳しくなることが予測されますし、単純な知識だけではなく、個別対応における専門性やスキルを厳しく求められる傾向も強まっています。
このような変化に対応するためには、トレーナーは質の高い専門的スキルを身につける必要があります。
これまでのような浅薄な知識や指導スキルでは通用しない時代となっており、そのようなトレーナーに対し今後ますます厳しい目が向けられ生き残るのが難しくなるでしょう。
【高度専門職と自称トレーナーとの間でおこるギャップ】
「教える」という行為は、専門的な知識を伝えるとなると、「高度な専門職」であると捉えられています。
実質トレーナーには簡単になれますが、そもそも「教える」という行為は、学ぶことの最高峰とされるカテゴリに属しています。
この事実は、NLP(神経言語プログラミング)の観点からも裏付けられています。
NLPでは、他者に秘訣を伝える行為が別の次元として取り上げられています。
簡易的に記載させていただきますが、人は以下の段階を経て「教える」能力に到達します。
第1段階:「無意識的無能」(何も知らない)
第2段階:「意識的無能」(意識してもできない)
第3段階:「意識的有能」(意識すればできる)
第4段階:「無意識的有能」(意識しなくてもできる)
第5段階:「無意識的有能に対して意識的有能」(他人に秘訣を教えることができる)
これは言い換えれば、専門的な知識を持ち、それを悩む人や学びたい人に効果的に伝えることは高度なスキルであり、本来「高度専門職」に該当すると言えます。
しかし、ここまで辿り着くことは容易ではありませんし、指導者としての基盤が不十分だと、本来の学びを提供するという目的から遠ざかってしまいます。
また近年では、柔道整復師や理学療法士などの国家資格を持つ人々がパーソナルトレーナー業界に進出しており、彼らの専門的な知識と能力が求められています。
解剖学的な知識や専門的スキルを持つ人々がパーソナルトレーナー業界に参入することにより、より高い品質の指導が提供される可能性があります。
それに対抗するためには、トレーナー自身が専門知識の習得に努め、高い教育レベルを維持することが不可欠です。
【トレーナー業界の高い離職率とその理由】
トレーナー業界は、好きなことを仕事にする夢を持ち、意気込んでトレーナーになる人々が多い一方で、現実は離職率が極めて高い業界と言えます。
初めは情熱的に取り組んでも、すぐに辞めてしまうトレーナーも後を絶ちません。
この現象にはいくつかの要因が絡んでいます。
トレーナー業界は低賃金労働や無給労働を始めとする様々な課題や問題に直面しており、その整備が十分でないことが挙げられます。
また、トレーナー自身のマインドスキルが不足していることも要因の一つです。
具体的な統計はないものの、トレーナー育成スクールや専門学校を卒業した人々の中で、長くトレーナーとして続けている人の割合はおおよそ20%程度と推測されています。
しかも、満足しているトレーナーは少なく、多くの人が嫌な仕事や不満を抱え、「時間の切り売り」をしながら働いている状況です。
この代償は、好きなことを仕事にするという魅力的なアイデアが裏返ったものと言えるでしょう。
好きなことを仕事にすることは決して悪いことではありませんが、その分代償が出やすいということです。
ただし、このような状況を回避する方法はしっかり存在します。
(回避する方法はこちらの記事で言及してますので気になる方はどうぞ!)
業界で成功するためには、事前に自分の適性や働き方をしっかりと分析することが何より重要です。
これは私自身の経験からも「必ずそうするべき」と自信を持ってお伝え出来ます。
熱意だけではなく、業界の現実や求められるスキルに目を向け、自分の強みと合わせてキャリアを築くことが求められます。
もちろんnoteではこれからもトレーナーとしての生き残り方や成功の秘訣について、随時情報を発信していく予定です。
トレーナーの働き方などについては、以下の記事で掘り下げています。是非ご一読いただき、トレーナーとしての道を歩む際の参考にしてください。
【参考記事リンク】
【パーソナルトレーナーの稼げない現状】
トレーナー業界には、稼げない人が多く存在しているという現実があります。
この事実は、単にトレーナー個人のスキルや能力の問題だけでなく、業界全体の収益性や環境にも関わっています。
実際、他の職業と比べて見ても、トレーナーの平均収入は低いです。
実際年収ベースで最も多いパーソナルトレーナーの給与帯は200万円台でしかありません。
もちろん資格手当もありません。
正社員として働くなら、他の職業のほうが給与面で優遇されていることも少なくありません。
私の経験から言えることは、そのような現状からトレーナーとして高い収入を得たいなら、
最終的にはフリーランスとなり、世間から見てニーズがあることと自分の得意なことを見極めた上で勝負するべきです。
またトレーナーとして将来成功を収めるためには、他人に頼るのではなく、自分自身の能力とビジョンを徹底的に分析し、主体的に行動する癖をつけておくことが不可欠です。
周囲の意見に流されるのではなく、自己認識を高め、自分の強みを最大限に活かして行動することが成功への一歩です。
トレーナー業界はまさに「オープンワールド」のような環境であり、自由に探索し、自分自身のビジョンを追求していくことが求められます。
自分自身で考え、自分自身で行動することが大切で同業者の意見に同調するだけでは、現状からの脱却は難しいかもしれません。
無理に他人に合わせる必要はありませんが、その代わり、自分の行動に責任を持つことが重要です。
この積極的なアプローチこそが、トレーナーライフを楽しむため・サバイバルを制するための秘訣と言えるでしょう。
働き方は多種多様になりますが、好きなことを職にするなら、意地でも自分の納得するトレーナーライフにするべきです!
【最後に】
もしトレーナーとして本気で取り組むのであれば最終的に自分が納得行くような形になるよう行動に移していきましょう。
以上今回は覚悟と魂を込めて執筆させていただきました。共感出来たり、興味深いなと思っていただけたら、今後も有益な情報をお伝えしていくのでフォローをお願いします!気になることや、ご感想があればコメントも歓迎しております✨
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