【参考記事】2020松本山雅戦力分析3~GK,CB編~
まず、GKから。
・守田→鳥栖へ
・村山→更新
・田中→更新
・圍→C大阪より新加入
・ゴドンミン→八戸へレンタル
・永井→北九州へレンタル
昨シーズン32試合ゴールマウスを守り、
山雅を文字通り支えた守田が鳥栖へ移籍となった。
降格を受けての移籍なので仕方ないのだが、
今オフで一番の戦力ダウンと言っていいだろう。
スタメン候補はC大阪より新加入の圍と
2017年以来のレギュラー奪取を狙う村山。
圍は2018シーズン、福岡でブレイク。
チームは昇格を逃したがC大阪へと移籍。 キムジンヒョンの壁は厚くレギュラー奪取とはならなかったが、 福岡時代はシーズン42失点とまずまずの成績であった。
また、今年33歳を迎える村山も正念場だ。
2013年より通算7シーズン目を迎え(2016年は湘南に在籍)、
飯田らの抜けた現在チーム最古参となった。
GKというポジションを考えればまだ老け込む年齢ではないが、
ここでレギュラー奪取となるかどうかが 今後のプロ生活の分岐点となりかねないシーズンだろう。
個人的には永井の動向が気になる。
昨季は徳島へとレンタル。開幕スタメンを奪取したものの、 チームは3-4で鹿児島に敗戦。 次節、梶川にスタメンを奪われるとチームは1-0で勝利し、 以降、バックアップに回ることとなった。
しかし、非常に能力が高く将来の山雅のゴールマウスを任せるべき存在。 降格し守護神が移籍となった今シーズンこそ、 彼を呼び戻す最高のタイミングであったのではないかと疑問符をつけたい。
続いて、CB。
・飯田→退団
・當間→退団
・森下→栃木SCより新加入
・エドゥアルド→鳥栖へ
・浦田→更新
・橋内→更新
・水本→群馬へ(レンタル満了)
・乾→横浜FCより新加入
・服部→更新
・ジョジヌ→大邱へ
・森本→岡崎へ
・三ツ田→新卒(中央大卒)
1年での降格となったものの、失点40は悪くない数字だ。
しかし、GK守田を始め、飯田、水本、エドゥアルドと、
橋内以外のレシュラークラスが軒並み退団。再構築を迫られる格好だ。
後ほどSB、SHの補強分析でも述べるがCB候補者が8名から6名に減り 新卒1名も含まれることから4バックをメインに 3バックを併用する戦術になりそうだ。
4バックと仮定するとスタメン枠は2。
スタメン候補は橋内と森下。
昨季もスタメンとして27試合に出場した橋内は対人の強さを発揮。 カバーリングに難はあるものの、今期のカテゴリを考えるとDFの軸だろう。
コンビを組む最有力は栃木より移籍の森下と乾だ。
森下の方がフィードや攻撃性に優れてはいるものの指標としては似たタイプだ。 橋内を含めてキャンプでレギュラー争うとなるだろう。
一方、高さに特徴のある服部にも割って入るチャンスがあるかもしれない。 昨季開幕当初はポジションをつかんだもののミスが目立ち試合に絡めなくなった。ポテンシャルは十分あり、セットプレーでも強さを発揮する姿は飯田を彷彿させるが、こちらもキャンプでのアピールが必要だ。
怪我によりシーズンの大半を棒に振った浦田は状況次第ではサイドでのプレーとなる可能性もありそうだ。
【参考記事】2020松本山雅戦力分析4~SB,SH編~へ続く