山上徹也さん支援に関するアンケート調査結果報告 ②支援傾向
「山上徹也支援 Yamagami Support」のXアカウントを通じて2023年9月27日から10月15日にかけて行った山上徹也さん支援に関するアンケート調査結果報告の第二段です。
本稿では支援者の支援傾向について詳しく説明します。
報告シリーズは下記のテーマで順次公開予定です。
① 支援者の属性
② 支援傾向 (本稿)
③ 支援動機
④ 支援案
1. アンケート概要
「アンケート概要」及び「調査の背景と目的」は第一回目の記事をご参照ください。
2. アンケート結果と分析 ②支援傾向
支援傾向に関するアンケート結果とその分析を紹介します。クロス分析においては、示唆が得られなかった項目については割愛し、何らかの示唆が見られた事柄のみを取り上げました。
なお、本アンケートは回答者数が制限されているため、結果の信頼性には一定の制約があることをご留意いただいたうえで、ご参照いただけますと幸いです(詳細については「① 支援者の属性」の記事をご参照ください)。
2-1. <支援経験の有無>約6割がこれまでに山上徹也さんを支援した経験がある
山上徹也さんへの支援経験:
「ある」と回答した人数は13人で、割合は59%です。
「ない」と回答した人数は9人で、割合は41%です。
アンケート回答者のうち、約6割がこれまでに山上徹也さんを支援した経験があります。支援経験には個人差があり、約4割が支援経験がないことが分かります。
これらの情報は、山上徹也さんへのサポートの現状を理解し、今後のサポート活動に関する戦略を考える上で役立つでしょう。
2-2. <支援経験×年齢>30代〜60代に支援経験者が多い
年代ごとの支援傾向:
30代から60代までの年代で、支援したことがある人が比較的多い傾向が見られます。
若年層の支援傾向の注意点:
10代および20代では支援したことがある人が非常に少ない傾向が見られます。
若年層がまだ支援活動に積極的に参加していない可能性が考えられます。
年代別の支援未経験者:
50代と30代では、支援経験者が多い一方で未経験者も多く見られます。
この年代のこれからの支援者拡大に期待できる可能性があります。
総合的な視点からの示唆:
年齢が上がるにつれて支援の経験が増える傾向が見られる一方で、全体的にはまだ支援に参加していない層も存在します。
支援の対象や方法に関する情報をまだ支援に参加していない層に対して発信し、参加意欲を促進するための施策が考えられます。
このようなアンケート結果から得られる示唆を元に、まだ支援に参加していない年代層に向けたサポートの啓発や認知拡大の施策を考えることができます。
2-3. <支援内容>多様で包括的な支援が行われている
支援傾向:
現金の差し入れが最も多く、9票の回答があります。これは、山上徹也さんに直接助けとなる形での支援が一般的であることを示唆しています。
書籍の差し入れや手紙の送付も支援者によって行われており、物理的なアイテムを通じてのサポートが行われています。
感謝や連絡:
手紙の送付が6票あることから、支援者は物質的な支援だけでなく、感謝の気持ちや励ましを伝える手段として手紙を活用している可能性があります。
食料や衣類の支援:
食品や衣類の差し入れは比較的少ないですが、これは物質的な生活必需品に対する需要があることを示唆しています。
法的サポート:
減刑嘆願に同意したケースが1票報告されており、法的なサポートに関与する支援者も存在しています。
バラエティ豊かな支援:
サポートの形式が多岐にわたっていることから、支援者は山上徹也さんの様々なニーズに応えようとしていることが分かります。
支援者が多様な手段で支援活動に参加しており、単一の方法でなく、山上徹也さんの状況や必要に応じて柔軟に対応しています。物質的な支援だけでなく、感謝や法的なサポートも含め、包括的な支援が行われていると考えられます。
2-4. <支援回数>ニーズや状況に合わせて頻度が調整されており柔軟性がある
多様な支援頻度:
支援回数には様々な頻度が見られます。1回から始め、2回や5回など、異なる頻度で支援を行っている支援者がいます。
特に、3人の支援者が1回支援しており、頻度が分散しています。
コミットメントの多様性:
高頻度の支援者もいます。例えば、22回や51回といった頻繁な支援が行われています。
これは、非常にコミットされており、長期的かつ継続的に支援を提供している可能性があります。
個別の状況への対応:
「複数回」と回答した支援者が1人います。このような回答からは、支援の回数が特定のパターンに縛られず、山上徹也さんの状況に応じて柔軟に変動している可能性が考えられます。
支援者の支援頻度には多様性があり、単一の回答が支配的でないです。支援者は山上さんの具体的なニーズや状況に合わせて支援頻度を調整しているように見受けられます。これは、柔軟性と個別対応が支援活動に組み込まれている可能性を示唆しています。
2-5. <支援頻度>不定期かつイベントに基づいた支援を行う人が多い
支援頻度の多様性:
「不定期」や「イベントに基づいて(山上徹也さんの発言が報道された時や誕生日の時など)」といった不規則な頻度の回答が5票ずつあります。これは、支援者が山上徹也さんへのサポートを定期的なパターンに縛らず、柔軟に行っていることを示唆しています。
「1度のみ」の回答も3票あり、一度限りの支援を行う支援者も存在します。
イベントや発言に基づく支援:
特別なタイミングやイベントに基づいて支援を行う回答が5票あります。山上さんの発言が報道されたときや誕生日の際など、具体的な出来事に関連して支援を行うアプローチが見られます。
将来のサポート計画:
「刑期を終えた時点のサポートを考えている」の回答が1票あります。これは、将来的な時点でのサポートに焦点を当てている支援者が存在することを示唆しています。
定期的なサポート:
「月に1度」や「3~4ヶ月に1度」といった定期的なサポート頻度を選択した支援者もいます。これは、定期的なサポートを行う支援者もいる一方で、不定期な支援を行う支援者もいることが示唆されます。
支援者の中には不定期かつイベントに基づいた支援を行う人が多く存在する一方で、定期的なサポートを行う支援者もいます。これは支援者が個々のスタイルや意向に基づいて支援頻度を選択しており、柔軟で多様なアプローチがあることを示しています。
2-6. <今後の支援>経済的な援助やコミュニケーションを通じた支援の提供が今後も期待される
現金の差し入れが主要な支援手段:
今後行いたい支援で「現金の差し入れ」が13票と最も多く選択されています。
現金の差し入れは、支援経験者・未経験者のいずれもがこれを支持しています。
これは、支援者が経済的なサポートを提供することを重視している可能性があります。現金は、受け手が必要に応じて柔軟に利用できるため、一般的な支援手段として利用されていると考えられます。
現金の差し入れは、これまでに行った支援内容と今後行いたい支援内容の両方でトップの選択肢です。これは、経済的な支援が引き続き重要であると見なされていることを示唆しています。
手紙や書籍の送付:
今後行いたい支援で「手紙の送付」が12票、「書籍の差し入れ」が10票です。
手紙の送付と書籍の差し入れは、これまでに行った支援内容と今後行いたい支援内容の両方で比較的高い順位に位置しています。
これは、感謝の表明やコミュニケーション、知識の提供を目的としたサポートが一般的になることが示唆されます。手紙や書籍を通じてメッセージを伝え、情報や知識を共有することが支援者にとって意義深く重要な手段となっていることを示唆しています。
食品や衣類の差し入れも一定の関心がある:
食品や衣類の差し入れも選択されており、これは基本的な生活必需品や物資の提供に対する支援者の関心が示されています。特に、今後行いたい支援で「食品の差し入れ」と「衣類の差し入れ」が3票ずつ選択されています。
刑期終了時のサポートに関心:
「刑期を終えた時点のサポート」は未来の支援の中で1票だけですが、将来の段階に焦点を当てている支援者が存在することを示唆しています。これは、社会復帰やリリース後のサポートに対する一定の関心があることを示しています。
支援経験者と未経験者の支援傾向の一致:
支援経験者と未経験者の間で、支援内容の選択に一貫性が見られます。どちらのグループも主に現金の差し入れ、手紙の送付、書籍の差し入れに関心があります。これは、支援者が自身の経験や価値観に基づいて支援内容を選択している可能性を示唆しています。
支援未経験者の選択にも多様性がある:
支援未経験者も手紙の送付や書籍の差し入れを含む様々な支援内容に関心を示しています。これは、支援未経験者でも複数の形式の支援を検討しており、柔軟性があることを示唆しています。
支援者は主に経済的な援助やコミュニケーションを通じた支援を行おうとしています。同時に、基本的な生活必需品や将来的な段階に向けたサポートにも関心が寄せられています。支援者が複数の手段を組み合わせ、柔軟かつ継続的にサポートを提供しようとしていることがうかがえます。
支援未経験者も多様な支援形式に興味を示しており、支援者がそれぞれの経験や優先事項に基づいて支援活動を選択していることが理解できます。
3. 総括
支援経験の有無:
約6割の回答者が過去に山上徹也さんへの支援経験があり、これは支援者の中で一定の広がりがあることを示唆している
支援経験と支援内容の一致性:
支援経験の有無にかかわらず、支援者たちの支援内容には一貫性が見られる
現金の差し入れ、手紙の送付、書籍の差し入れが共通の支援形式であり、これは支援者が経験や価値観に基づいて支援内容を選択している可能性を示唆している
年代ごとの支援傾向:
30代から60代までの年代で支援が比較的多く、特に若年層は支援傾向が低い
50代と30代では、支援経験者が多い一方で未経験者も多く見られ、これからの支援者の拡大に期待が寄せられる
多様な支援内容と柔軟なアプローチ:
現金の差し入れが最も一般的である一方で、手紙の送付や書籍の差し入れ、食品や衣類の支援など多様な形式の支援が行われている
これは支援者が山上徹也さんの多様なニーズに応え、柔軟にサポートを提供していることを示唆している
支援頻度の多様性:
支援者たちの支援頻度には多様性があり、定期的なサポートから不定期かつイベントに基づいた支援までさまざまなアプローチが見受けられる
高頻度の支援者も存在し、支援者が山上徹也さんの具体的なニーズと個別の状況に応じて柔軟に支援頻度を調整していることを示している
将来への期待:
経済的な援助やコミュニケーションを通じた支援が今後も期待される
支援者の中には将来の段階に焦点を当てている者もおり、刑期を終えた時点でのサポートに期待が寄せられている
これは社会復帰やリリース後のサポートに対する一定の関心があることを示している
総じて、支援者たちは経済的な援助やコミュニケーションを通じた支援を行おうとしており、柔軟で多様なアプローチが支援活動に組み込まれています。
今後の戦略やプログラムの立案においては、これらの傾向を踏まえ、異なる世代や経験層の支援者の参加を促進し、継続的かつ効果的なサポートを提供することが求められます。
4. 今後のアプローチ
潜在的な支援者層へのアプローチ:
支援活動において潜在的な支援者層の参加を促進するためには、特に若年層と30代〜50代向けの情報発信を検討することが重要です。
また、男性や一度だけ支援した支援者に再び支援を呼びかけるのも効果的かもしれません。
継続的なコミュニケーションの重要性:
手紙や書籍の送付が支援者によって高く評価されているため、継続的なコミュニケーションがサポート活動において重要です。これによって感謝や理解が深まり、支援者と受け手のつながりが強化されるでしょう。
多様な支援形式の促進:
支援者は様々な形式でサポートを提供しており、これに対応するためには柔軟で多様な支援形式を促進する仕組みが必要です。
将来の段階へのサポート計画:
刑期終了後のサポートに対する関心が示されているため、将来的な段階に向けたサポート計画を進めることが有益です。
総合的に、支援者が異なる形式でサポートを提供し、その柔軟性が支援活動の成功に寄与していることが理解されます。今後は、より広範囲な支援者層を巻き込み、山上徹也さんのニーズに適切に対応するための戦略を検討することが重要です。
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