山上徹也さん支援に関するアンケート調査結果報告 ①支援者の属性
更新履歴
2023/11/30: 「2. 調査の背景と目的」を一部加筆修正しました。
「山上徹也支援 Yamagami Support」のXアカウントを通じて2023年9月27日から10月15日にかけて行った山上徹也さん支援に関するアンケート調査の結果をご報告します。
まずは第一弾として、支援者の属性について詳しく説明します。
第二段以降は下記のテーマで順次公開予定です。
① 支援者の属性 (本稿)
② 支援傾向
③ 支援動機
④ 支援案
1. アンケート概要
調査実施日付
2023年9月27日〜10月15日
アンケートフォーム
2. 調査の背景と目的
山上徹也さんの支援活動を1年以上にわたり行ってきた中で、メディアの取材依頼で「なぜ山上徹也さんを支援しているのか」について頻繁に問われることがあり、それほど注目を浴びるテーマならばメディアに貢献するのではなく、自ら記事を執筆して収益を上げ、それを山上徹也さんに寄付することが良いのではないかと考え、今回のアンケートとレポートを始めるきっかけとなりました。
特に、山上徹也さんの弁護団の先生からなぜ支援するのか支援者の皆様の声を聞きたいという連絡を受け、今回のアンケート調査実施に至りました。
また、収集した意見や様々な視点を、将来の支援活動の向上に役立てたいと考えています。
3. アンケート結果と分析 ①支援者の属性
3-1. ＜回答者数＞回答者は22人で、支援を継続している支援者数を示唆している
アンケートに回答いただいたのは22人でした。
報道などから推測される支援者のおよその総数から見て回答者数は限られています。しかしながら、事件から1年以上経過した現在でも、支援を継続している支援者の現実的な数として捉えることができます。
サンプルサイズが小さいため、得られた結論には一定の制約があります。特に年齢や性別などのサブグループに焦点を当てた分析の際には、サンプルサイズの制約が信頼性に影響を与える可能性があります。これらの点をご留意いただいた上で、レポートをお読みいただけますと幸いです。
3-2. ＜年齢×性別＞30代、40代、50代の女性が主要層
Xジェンダーは、性自認（自分の性別をどう認識しているか）が、男性にも女性にもはっきりと当てはまらない人のことを指す。
年齢別の回答者分布:
30代および50代の年齢層に、それぞれ7人の回答者がいます。これらの年齢層が最も多い回答者数を持っています。
次に、40代の年齢層に4人の回答者がいます。
60代の年齢層に3人の回答者がおり、それに続いて10代の年齢層に1人の回答者がいます。
性別別の回答者分布:
女性が回答者の中で最も多く、主要な性別グループを占めています。
Xジェンダーの回答者が1人います。
性別に関する質問に対する無回答者が1人います。
回答者数の偏り:
アンケート回答者の年齢分布には、偏りが見られます。特に30代と50代の年齢層が他の年齢層に比べて多いです。
若い年齢層（10代と20代）の回答者が少ないことにも注目が必要です。
女性回答者が多いことから、女性の視点や意見が調査結果に強く影響を与える可能性があります。
男性の回答者は存在せず、男性の視点がこのアンケートにおいて反映されていません。少ないサンプルサイズの中で男性の回答者がいないため、男性に関する結論を導くことは難しいかもしれません。
特定の年齢・性別層の回答者が他の年齢層よりも多いため、特定の年齢・性別層に焦点を当てた分析や提言を考える際に、この情報を活用できそうです。
総じて、このアンケートは性別において女性中心であり、Xジェンダーの多様性も考慮されていますが、男性の視点が欠けていることが分かります。
3-3. ＜居住国＞支援者の居住国には国際的なバラエティがある
居住国別の回答者分布:
日本が19人で最も多く、86%を占めています。
韓国、中国、フランスがそれぞれ1人で、各国とも5%ずつです。
アンケートの回答者のほとんどが日本居住者で構成されています。韓国、中国、フランスからの回答者もそれぞれ1人ずつおり、総合的には国際的なバラエティがあると言えます。結果の86%が日本居住者ということは、特定の地域に焦点を当てる際には、その地域の特有の傾向や意見を反映する可能性が高いです。
3-4. ＜年齢×居住国＞中国では若い世代から支持を受けている可能性あり
国ごとの年齢分布:
日本では30代、40代、50代に回答者が分布しています。
中国では10代に回答者がいます。
韓国では30代に回答者がいます。
フランスでは50代に回答者がいます。
日本、韓国、フランスでは30代から60代にかけての回答者が主に集まっています。一方、中国では10代の回答者も存在しており、若い世代からの支持を受けている可能性があります。
3-5. ＜性別×居住国＞居住国と性別の相関関係は特に見られない
性別の分布:
日本と韓国では女性が主要な回答者で、フランスも女性が1人います。
中国においてはXジェンダーが1人います。
日本に1人の無回答者がいます。
全体的に男性の回答者はいません。
性別の多様性:
回答者の性別は女性が中心ですが、中国ではXジェンダーの回答者がいます。性別の多様性があります。
国籍と性別の相関関係は特に見られませんが、主に女性が回答しています。中国ではXジェンダーも含まれているため、性別の多様性があります。
4. 総括
サンプルサイズと信頼性:
回答者数は22人であり、限られた信頼性がある。
1年以上経過した現在でも継続して支援を続けている支援者が実際に存在していることが示唆されている。
年齢×性別の分布:
30代、40代、50代の女性が主要な回答者を占めており、若い層や男性の回答者が少ないことが認められる。
男性の回答者がいないことから、男性の視点に関する結論を導くのは難しい。
居住国別の分布:
アンケートの回答者の大半は日本在住者で、国際的なバラエティがあるものの、特に日本からの回答者が多い。
中国では10代からの回答者がおり、若い世代からの支持がみられる可能性。
性別×居住国の分布:
国籍と性別の相関は見られないが、全体的に女性が中心で、中国ではXジェンダーの回答者もいる。
このアンケートは限られたサンプルサイズで行われたものでありますが、それでも山上徹也さんの支援者の属性や意向について示唆に富んだ結果を得られたと考えます。
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