Vtuber用Live2Dデータをクオリティアップさせていただきました
こんにちは。noteでは基本Live2D関連お話しかしてません。山田です。
今回はVtuberデビュー!!素敵な歌声と多言語を操る国際派!!
Vtuberナディーシャさんの体を、デビュー前によりもりもり動けるように完成モデルをさらにクオリティアップするという制作をさせていただきました。
制作の様子はこちら。全18回アップしてます
クオリティアップのポイントとしては
・可動域の拡充
・表情を増やす
・揺れの見直し(角度XY大きくしたから)
・左腕だけ切り替えられたのを右腕も切り替えられるようにする
・色差分でモデルが2体あったのを1体にまとめて、キー操作で変化するようにする
・衣装替えの時ついでにエフェクト入れたい
……という感じです
これらをかなえるために、まずパーツ分け!!
ではなく、PSDのリンクが切れてたので……(元psdが中国語だったせい?文字化けがあったのとかも関係ありそう)、まずはpsdをリンクさせるとこから…
(ここは動画とってないし実は指示だけ出して大半の作業を人に投げた)
Live2D上でモデルデータ(A)からpsd書き出して、書き出したpsdのレイヤー名リネームしてLive2Dにインポート(B)、(B)に(A)をテンプレとして適用
という面倒なことをしてレイヤー名のわかりやすいpsdデータを作りました(投げました)
で、やっとパーツ分け。
より可動域を増やすのにやりやすいように、髪がきれいに揺れるように細かくパーツを分けました(※ここも割と投げた。私、パーツ分け、きらい)
普段お仕事では1パーツ、1フォルダにして、パーツを部分的に消すときはマスクを使い描き足しは別レイヤーで。ってした未統合psdデータを残しつつ、スクリプトでレイヤー統合→別名保存したものをインポート用にする、あとPSDのリンクは切れるな。絶対だ。っていう業界仕様標準で制作しているので後修正がしやすいのですが
今回未統合データがとても重たくなる標準仕様のありがたみを知りました。特にリンク切れつらい。レイヤー名半角英数が最強。リンク切れのつらさを久々に味わった。
(尚、エンドが海外だとパーツ名やデフォーマー名英語表記指定なことが多いように思う)
あとはモデリング。これは課程をほぼ動画上げてます。ご興味あれば。
↓これは第1回↓
だいぶ作り直しているのでは?という感じですが、やり直したほうが早いかなって。
前にtwitterでtexture整頓どうやってんの議論がちょっぴりあったので最終回はそこにふれてます。
(そのうちtexture整頓方をまとめてツイートする?と思ってたけどこれあげたからもうよいのでは)
今回の製作の所感として
Live2Dに正解も間違いもないけど、商業制作に慣れた人の作るくせのない扱いやすいモデル(修正もしやすい)というのはあるので、ベーシックな構造を押さえたモデリングはやはり大事だなあと思いました。
チュートリアルや教科書はその辺おさえた構造なので最初はじっくり真似するといいし、公式のモデル研究するといいし、人にダメ出ししてもらうと学び方としては手っ取り早いので機会があれば食いつくといいのではないかと思います。
というわけでご紹介
Live2Dチュートリアル
Live2D本(公式監修あり)
直接指導
↑名古ゲ部はLive2Dの日があります
最後のリンクが張りたかっただけではないかって?その通りだ!!
(今回紹介のLive2D製作・制作過程の公開についてはもともとのモデリング担当者様の了解を得ております)