Live2D力をあげるためにデッサン筋鍛える話
Live2D Advent Calendar 2019 6日目!!
こんにちは。山田です。絵を動かしたり描いたりする人です。
名古屋の方で、日々Live2D触ってる系フリーランスです。Live2Dが活用される事例は割と多く触ってる(ゲームとかその他アプリとかAIのガワとか映像とかVtuberのガワとか)のではないかなと思います。(※営業)
ポートフォリオこちら!! バーン!(効果音)
先日のalive2019にはしるこサンド配るついでにユーザーセッション登壇させていただきました。
今回、Live2Dをさらに上達、クオリティアップ、そして素早く作れるようになるために必要(だと思っている)デッサンの話をします。
※Live2Dの話はふんわり※
Live2Dモデリングしていて、立ちはだかる一つの高い壁。角度XY。
ツノとかハネまくった髪とか重なったベールとかこれどうすんの?ってなった時。そう、角とか!巻き角とか!!
私自身も、ここ変形立体感出せてないかなって突込みに対して「どう変形したらいいかわからなかった……」という返答が返ってくるという場面によく出会います。
じゃあ、複雑な形状をどう変形したら立体感出せるの?そんな疑問、よくぶち当たりますよね?
(ない人は 別方向に飛び跳ねるアホ毛とか巻き角作ろう)
解決法として、デッサン力を鍛える。私に言えることはそれだけだ。
すいません、説明します。
デッサンの考え方で、複雑な形状のものを単純な形に置き換えて考える、というのがあります。
人型キャラの顔なら、単純な当たり線がついた楕円系の立体に、ペーパークラフトのような状態の髪の毛が乗っている状態に変換してください。
↓こういう感じ
この単純な形状に変換して頭の中で立体的にどうなるかを考えて出力(例えば角度X-30の形を作る)するために必要な力、という意味でのデッサン力を鍛えるとより良いモデルを素早く作れるようになると思います。
とりあえず1つの壁として角度XYで説明しましたが、全ての変形は同じ考えの元動かしていくと思ってるので、
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※(アフィじゃないので遠慮なく購入してほしい)
そんなこと言ったって、複雑な形状どう考えたらいいかわからないようという方のために、図で説明します。
単純な形で解決できなければもう一段階踏み込んで、3D初期のローポリに置き換えて考えてください。昔の格ゲーのアレです。あと、板ポリにテクスチャのっけた状態だと思ってみるとか。
アグレッシブなアホ毛や跳ねた髪
*出演:一恵ちゃん
*アホ毛出演:名古ゲ部ちゃん
ツノで考えてみる ツノは良いぞ……
(※リアル巻き角フィギュアとかほしい)
こういう感じで体含め、すべてのパーツを単純な図形変換できるスキルが上がると、見ただけでぱっと頭の中で3D変換、立体ぽく見せかけるならこう動かしたらいいぞっていうのがすぐに出てくるようになります(なるはず)
こうしてデッサン初期のひたすら立方体描いたり円錐描いたりのあの頃、あれは大事な基礎だったんだなあって理解できるわけですよ。
一応、デッサン全然やったことない人向けに説明しておくと、デッサンやってる人がマスの描かれた透明な板っぽいのとか、鉛筆垂直に掲げて片眼すがめてるのは、3次元(モチーフ)を2次元(紙の上)に変換するにあたって、どのパーツがどの割合の大きさ・長さかを図っています。
これを繰り返すと大体目視でも冷静にサイズ割合が図れるようになっていくわけですが、頭で想像するのではなく、物理的に腕が奥に行った場合はどのくらいの比率に見えるのかとかを頭と体に叩き込んでるわけです。(という理解を私はしている)
*画像提供:oniku images
こういう、パース付けたときに物体は画面上でどれくらい小さく(大きく)見える、というのを身に着けると変形後にどういう形にすればいいというゴールが最初から想像できてるので、迷いが少なく素早く変形ができるし修正が減る→スピードとクオリティアップ→幸せになれる
ここまで偉そうに語った割に、お絵描きスキルがデッサン含めほぼ独学で今のところ何とかなってるのできっと何とかなるよくらいに思ってる人間の語りで恐縮ですが、皆様の制作の一助になればと思います。
というわけで絵がうまくなりたい。デッサンやろう。おえかきたのしいよ。
最後に。
名古屋近郊民は名古ゲ部でLive2D会とかお絵描き会(とてもゆるい内容)、ちょこちょこやってます。開催予定はconnpassをチェックだ!!
Live2D Advent Calendar 2019 明日は栗坂こなべさんです。よろしくお願いします。