自動販売機上部分の考察

みなさん自動販売機の高さを知っていますか? スタンダードな自販機の大きさは約180~190前後あるのです。

日本人の平均身長は170cm程なので、普通は意識しないと自販機の上部分は見えないと思います。なので170cmの人達が自販機について考察すると、Zの法則という、左上→右上→左下→右下のように 人の目線が動く傾向があるという法則ばかりに考えが行くのです。

後わからないけど多分Zの法則を言い出した人は高身長じゃないと思います。

しかし身長190cmの世界ではこんなことはな自販機の上を見れるんで、考え方が変わってきます。

もし、身長の違いで見える世界が変わるとしたら、実は自販機の上が見えるか見えないか位の差しかないのです。

だからなのか、世の高身長共達はこの事実を隠す人が大変多いのです。「身長高くても自販機の上見れるだけだろw」という事実がばれてしまい、大きくても意味がないということが皆の共通認識になることを恐れているのです。

その結果、「大きいっすねぇ」という初対面の時の会話奪われてしまうという杞憂なのか、大半の高身長共はこれをひた隠しにします。

それは高身長共の傲慢であり、高身長の見える世界を少しでも皆さんとシェア出来るように自販機の上というブラックボックスを分解していこうと思います。

自動販売機の上部分の考察といっても実は、99%は何も置かれていません。残りは想像通り、空き缶が希にあるぐらいで、 高身長の見える世界にはゴミ等は排除され、何もない綺麗な世界が広がっているのです。それは高身長共というのは芸術肌が多いのか、綺麗な世界を見ていたいという気持ちの表れなのかもしれません。

自販機の上にほとんどなく、あったとしても飲んだゴミしかないのかよと思われる人がいるかもしれませんが、驚くことに圧倒的に珈琲の空き缶の割合が多くジュースの缶やペットボトルは皆無なのです。

その理由として考えられるのはまず

ペットボトル飲料を一気に飲めるバキューム人間は低身長の可能性が高い

ということですね。

当然ですがペットボトルと缶は両方持ちやすいサイズになっていますが、持ち運びの利便性はペットボトルが圧倒的に勝っています。

容器の性質上、缶は飲みきり、ペットボトルは持ち運び出来るように設計されてるので、そもそもペットボトルを自販機で買っても、自販機の前で飲み干す人がほぼいないという点があると思います。 

なのでペットボトルを買った場合飲んだ後のゴミを捨てる場合の選択肢に「歩いてる途中の自販機やコンビニのゴミ箱」や「持ち帰る」方向にシフトしまい、自販機の上という選択肢がなくなってしまうのです。

仮に買った自販機の前で飲み干すようなバキューム人間がいても、大抵の自販機にはゴミ箱がセットされているので、そこに捨てることになり、ペットボトルを上に置くという場合がほぼありません。

しかし仮にペットボトルのジュースを買った瞬間に飲み干す人間がいて、且つゴミ箱が満杯で入れない状況という場合があったとしても、そもそも自販機の上に手が届かないので諦めるということになるのだと思います。

次に缶コーヒーの空き缶が多くジュースの空き缶が少ない理由というのは

その場で飲みやすい

これに尽きるでしょう

基本的に上記の内容と被りますが、缶コーヒーの場合は、内容量や持ち運やすさ、そして炭酸がないので一気に飲みやすい そのため、買った自販機の前で無くなる事がペットボトルより多く、「自販機やコンビニのゴミ箱に捨てる」「持ち帰る」という選択肢にもう一つ「その場で捨てる」という選択肢が出てくるのです。道端のゴミ箱と言うのは東京みたいな物なので、東京は人で溢れるように道端のゴミ箱もゴミで溢れる事が多いです。

溢れるゴミ箱にゴミを押し付けるのは良心に反するのか、入りきらないゴミは自販機の上という綺麗な世界を侵食していくのです。

それを知ってか知らずか、飲料メーカーによっては自販機の上にゴミを置かせないような作りをしていたりします。


画像で分かるようにコカ・コーラ社は看板をつけて物理的に置きにくい形をとっていたりします。

「マクドナルド化する社会」という本で書かれていたように、人間というのは環境によって行動が制限されるという理論を使って自販機の上に物を置きにくする手法や自販機の上の余白のような無駄な部分を嫌うというのは、実にアメリカの会社らしく、自販機の上部分の綺麗な世界は蛇足だと訴えかけているようです。

その点日本のメーカーの自販機は余白の美を楽しもうという昔の日本を感じれずにいれません。

余白を楽しんでほしいという自販機達


そして、次に設置される場所によって物が置かれやすい自販機というのもあります。

大雑把に自販機が設置される場所を分けると

商業施設に配置される自販機

道路に設置される自販機

自営業の店に設置される自販機

の3つに分けることができます。

道路に設置されているタイプと商業施設に設置される自販機には物が置かれる事はほぼありません。

理由は幾つか考えられるのですが、商業施設タイプと道端タイプというのは、自販機の前で立ち止まりにくいという性質があると思います。

商業施設タイプだと休憩スペースがあるのでそこで飲み物を消費する形になるという点

道端タイプだと何も無いところで立ってるのがみっともないので移動してしまう点

それに道端タイプというのは外に設置されるため、雨風を防ぎにくく、仮に上に置かれていたとしても天気の影響でゴミが移動してしまうということもあるのだと思います。

そのため、

自販機の上に置かれている場所というのは自営業タイプの自販機になってしまうのです。

自営業タイプの自販機も大半は店の外に設置されているのですが、屋根の下に置かれる為か天気の影響を道端タイプに比べて受けにくいという事があります。

更に店の前だとコンビニの前でたむろする感覚に近くなり、立ち止まりやすいということもあるでしょう。

それに自営業タイプの自販機というのは、自販機に対してある程度裁量を持って接することが出来ます。

そのため、「他の場所で買ったゴミがゴミ箱に入れられるのが腹が立つ」という怒りを静める為に行動もとれてしまうため、

例えば「ここに関係ないゴミを捨てた物に罰金を科す」という一文を添え牽制したのはいいが、それでもゴミが減らないのでゴミ箱を無くした結果 自販機の上にゴミが置かれるという落語みたいなこともありました。

自営業タイプの自販機はただ、空き缶が置かれるだけではなく、たまに違うものも置かれていりするのです、

場所の有効活用を気にし過ぎた結果忘れ去られた段ボールの図

と言うように、自営業タイプの自販機の上には様々な物が置かれる可能性が高いのです。

高身長の人を見てもビビらずどうせ、自販機の上位しか見れないだろと思って安心して話して下さいね



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