
[ハンガリー医学部]留学保険の選び方③ こんな時に助かった〜よくあるトラブル集〜
今回の記事では、ハンガリー医学部生活で比較的多く遭遇する種類のトラブルごとに保険対応を紹介していきます。
病院にかかったり空き巣に入られたりと、街中にいる際の有事には事務局の現地コーディネーターの助けでスムーズに対処できますが、飛行機関連のトラブルは空港で起こるため各個人が対応を把握しておくと安心です。
どんな場合であれ、大抵のことは”留学保険で補償してもらえる”ので落ち着いて対応しましょう。
(第1弾と第2弾の記事はこちらです)
ハンガリー医学部ではどんな生活トラブルが多い?
実際に多いトラブルとして、保険の補償対象になるトラブルの対応を簡潔にまとめておきます。
まずどのケースでも、困ったらコーディネーターに連絡すればその後の対応を助けてくれます。
ハンガリー医学部に留学される方は、最初にコーディネーターの電話番号を登録するのを忘れずに。
<携行品の紛失>
スマホと財布の紛失、バッグの置引き、空き巣などはまとめて“携行品の紛失“となります。
この場合、紛失や置引きの被害に遭ったエリアを管轄している交番に行き、書類を発行してもらいます。
留学保険の携行品補償申請時にこの書類が必要です。
私も一度置き引きでバックを盗まれたことがありましたが、上記の書類とバッグの中身のリストを提出して補償されました。
日本に帰国してから申請をし、紛失物の値段と、購入日から紛失するまでの期間に基づいて計算された金額が補償されます。
<空き巣被害>
基本的には携行品の紛失と同じような手続きになりますが、警察がアパートまで来て確認を行います。
盗難に遭ったものをリストにして、警察からもらう書類と共に保険に申請するプロセスは同じです。
犯人が捕まることもあるようですが、盗られたものが返ってくることはほぼないので施錠は忘れずにしたいですね。
<飛行機の遅延・ディレイ/ロスバゲ>
割と頻繁に起こるのが飛行機に関するトラブルで、保険の補償対象になるのを知らない人も多いようです。
航空会社、留学保険、クレカ付帯の保険のそれぞれが補償してくれます。
<航空会社による補償>
一般的に6時間以上の遅延もしくは欠航の場合は、それによってかかった費用は航空会社が補償してくれます。
ロスバゲに関しても同じくで、これらのトラブルが起きた時はまず航空会社のデスクに掛け合いましょう。キャリーバッグの破損なども補償の対象です。
ロスバゲは大体フライトの到着から30日程度経っても荷物が見つからない場合に認定され、航空会社から賠償金が支払われます。
一定期間内に申請しないといけない等の規則があるので、できるだけ早く対応しましょう。
<留学保険による補償>
上記のトラブルに加えて、民間の留学保険はディレイドバゲージ(手荷物が遅れて届くこと)も補償してくれます。
手荷物の到着が遅れたことで買うことになった生活必需品などの購入費用が補償されます。どれくらい遅れるとディレイが認められるかは保険会社によります。
例えば留学や旅行先で荷物が1-2日遅れで届くとなった場合、その期間分の衣服を購入したら後に保険でお金が返ってきます。
航空会社のディレイドバゲージへの対応は会社によって異なるので確認しましょう。
<クレジットカードによる補償>
クレジットカードには旅行保険が付帯しているものが多く、カードの種類によっては所持していれば適用になるもの、その旅行の航空券をカードで購入している必要があるものなど様々です。
カードの種類によって保険内容が大きく異なり、会員費を払っているカードであれば数時間遅れのディレイドバゲージでも補償対象になったりします。
こうしたクレジットカードの旅行保険と民間の留学保険の両方を持っている場合、それぞれの保険の上限が合算されます。
それぞれの保険からお金を得られるということではなく、補償各項目の上限が高くなるということです。
またクレジットカードの保険は留学保険ではなく旅行保険なので、出航から30-90日間以内のトラブルに限られることにも注意しましょう。
<疾病・外傷>
体調が優れない、怪我をしてしまった際には2通りの対応があります。
①留学保険会社に連絡、提携先病院の予約をとってもらう
②自分で病院/クリニックの予約をとる
緊急度にもよりますが、1番楽なのは①の留学保険のデスクサービスに全部任せることだと思います。
症状などを伝えると、保険会社のスタッフが該当する診療科の予約を提携先の病院にてとってくれます。
提携先の病院であれば治療費も保険が直接支払ってくれるため、身分証だけ持っていけば全て事足ります。
予約をとった病院に行き、受付で名前を伝えると保険会社を聞かれます。保険用の書類を記入したら、あとは診察を受けて帰るだけです。
患者側が治療費を建て替える場合、後に日本で留学保険の会社に補償申請をすることになります。
この際、主治医に記入してもらう書類があり、各保険会社のウェブページからダウンロードして持参する必要があります。
診察時に持っていかないといけない訳ではなく、後日に書類だけ記入してもらうために病院に行く形でも大丈夫です。