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[ハンガリー医学部] 留学保険の選び方② 民間留学保険のプランの選び方

大多数のハンガリー医学部生が加入している日本の民間留学保険。

疾病・傷害の治療補償だけでなく、携行品の紛失や飛行機の遅延についてもカバーしてくれるのが大きな利点です。

どの会社にするのかもさることながら、どの程度の補償プランにすればいいのか迷う人も多いと思います。

今回はこれまでの保険利用経験を踏まえて、私が思う適切な保険とプランの選び方を書きました。



(第1弾と第3弾の記事はそれぞれこちらから)


留学保険について② どの民間留学保険がいい? おすすめの保険プランの選び方


<留学保険選びの優先順位>


私の優先順位は保険料の安さオプションの組みやすさです。

個人的には、保険の各項目の補償額が最低限の最安プランで十分だと思っています。

今のところ最低限のプランの補償額を大きく超えるトラブルはほとんど聞いたことがありません。

またハンガリー医学部では各地にハンガリー語を話すコーディネーターがいるため、トラブル時の警察や病院とのやりとりについては、言語サポートが既にある状態です。

大体どの保険も24時間対応の日本語サポートはありますが、利用するのは病院の支払いについて、もしくは目の前のトラブルが補償対象になるかの確認くらいかなと思います。

そのため、日本語サポートが充実していることを売りにした割高な保険を選ぶよりも、コストの方が大事かなと感じます。

オプションで各自のニーズに合わせて項目を選べる保険ならコストを必要最低限まで削減できます。

選べるオプションの例としては、入院時などに家族が来るための費用、歯科治療、緊急一時帰国費用の補償などがあります。

<オプション選びの基準>


例えば高齢/病気の家族がいて、緊急で日本に帰る可能性が高そうな人は緊急一時帰国費用をオプションとしてつけた方がいいでしょう。

また歯科治療に関しても、定期的に日本に帰ってきちんと歯のチェックをしてもらう人、自分でもデンタルケアが問題ないと言う人はオプションをつけなくてもいいと思います。

このように各自の状況に合わせてオプションを選びましょう。

<オプション追加でどれくらい保険料が違う?>


こちらはオプションを選べる留学保険tabihoの1年間の見積もりです。

Tabiho.jp

まず青色の枠で囲まれている部分が固定の基本保険料です。

赤ペンで囲んであるのが各オプションの追加にかかる費用で、必要がない場合はその項目分の費用を浮かせられます。

<歯科治療費用の補償は必要?>


先述しましたが“日本にある程度頻繁(例: 半年ごと)に帰って歯医者でデンタルケア&ハンガリーで歯科衛生を保てる”ようであれば、歯科治療費用は必要ないと思います。

ただ、私はどちらかと言うと歯科治療補償肯定派です。

いくつか歯科治療費用に関してのポイントを挙げます。

・留学開始から90日目以降の治療のみ補償
・保険補償は治療費用の半額
・上限は10万円
・ハンガリーの歯科治療のレベルは高い

まず補償についてですが、留学保険が補償してくれるのは留学開始から90日目以降の治療費用の半額です。

ハンガリーの虫歯治療の相場は1本につき15000円〜25000円程(虫歯の程度によります)で、その半額を負担ということになります。

ここでもう一つポイントなのは、ハンガリーでの虫歯治療はセラミックの詰め物で行います。

日本ではセラミックでの治療が保険適用外で数万円(銀歯は5000円以下)することもあり、これと比較すると留学保険を使ったハンガリーでの虫歯治療はだいぶ安いです。

さらに、別記事で紹介している海外療養費の申請をすると、実質の負担額はさらに安くなります。

ハンガリーの歯科治療レベルは高く、日本よりも良いという声は数多くあります。

虫歯ができないように予防するのが最善なのは言うまでもないですが、留学初期に生活が安定するまでは歯科治療費用の補償はあってもいいかなと感じます。

<留学保険の提携病院に行った方がいい?>

保険会社が治療費を直接クリニック/病院に支払うことで、患者側が立て替えずに済むサービスがあります。

これは各保険の提携先クリニックを受診した時だけに有効です。

クリニックを受診する前に、提携クリニックを受診する旨を保険会社に伝えておくと手続きがスムーズに済みます。

保険会社を通じて診察予約をしてもらうこともできます。

提携病院でないと保険会社からの直接支払いを受け付けていない所も多く、患者側が一度治療費用を建て替え、あとで日本にて保険会社に申請する形になります。






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