アレンジャー目線#3

④さざなみ
小野雄大(Vo,A.Gt)山田丈造(Flh)黒石田圭史(E.Gt)井上惇志(E.P)三嶋大輝(B)タイヘイ(Ds)

お待たせいたしました。尼崎の黒き虎(ブラックタイガー)、黒石田圭史の登場です。Shunské G & The Peasでもご一緒している圭史さんに、小野雄大の楽曲で初めて参加いただきました。
雄大とのデュオで初めて聴いた、名曲。この曲がこのアルバムの根幹になるような気がして、作業をしていました。
いい曲すぎてアレンジが難しいく(2回目)、「素粒子たち」のサウンドから一歩踏み出すことを目標にアレンジしました。
いのぷーのエレピを軸に、圭史さんの自由で艶かしいギターが新鮮。
タイヘイの優しいブラシワークにも注目してみてください。
コーラスのライン一生迷ってたな〜

個人的グッとくるポイント
・いのぷーソロの出だし
・エンディングのPeasチームの絡み

⑤ひかり
小野雄大(Vo,A.Gt)三嶋大輝(B)タイヘイ(Ds)

意欲作です。どうしても3ピースで一曲やりたかった。
元々違う曲を入れる予定だったのですが、どうしても弾き語りの印象が強く、バンドサウンドが思いつかなくて、新曲のデモがたくさん入ってるファイルを聴き漁りこの曲にしました。
初めて専門的な話をします。
この曲キーが難しくて、ギターがセーハコード(※1)多かったんです。セーハが多くなるとどうしてもギターの鳴りが弱くなる。レコーディングしてて、どうしても納得いかなくてスタジオで急遽譜面を書き直し、半音下げチューニング(※2)でやってもらいました。雄大ごめん。
また細かい話ですが、2サビだけ展開が大きくなるようにリハモ(※3)しています。お気に入り。
またまた細かい話で、ラスサビで転調させているのですが(気づいた?)、転調してやったぜ感を薄めたくて全音上げ(よくやるのは半音上げ)。
喉に負担かけました。雄大ごめん。

個人的グッとくるポイント
・冒頭の「ねえ」
・ラストの「るるる」

※1 同じフレット上の弦を左手の指で半分または全弦を押さえるコード演奏の手法。バレーコードとも。

※2 ギターの全ての弦を半音下げる調弦。この曲の場合オープンコード(1本の弦に対して1本の指のみで押さえたり、押さえないまま鳴らす弦を含んだコードフォーム)が増える。

※3 リハーモナイズ、リハーモナイゼーション。元のコードを置き換えたり、新たなコードを付け加えたりしながら、コード進行を変更すること。

#4に続く

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