バッチャと子育て~年の差80歳のひ孫育て!~ゲームより面白いを目指す~
「子どもがゲームばかりして外で遊ばない」と、よく言われるようになりましたが。うちの小学生は未だに新聞紙を丸めてテープで留めて、ちゃんばらごっこをやっているんです。
成長するにつけ、新聞紙のちゃんばらの剣が二股になったり、槍が誕生したり、鎧を作ったり、頭を守るヘルメットを作ったり……。新聞社の差し金で言ってるわけではないのですが、本当に新聞紙って子どもの創造力を立体化する恰好のアイテムなんですよ。
子どもにゲームを与えたら、そりゃあ朝から晩までやっちゃいますよね。
わが家にもゲーム機がたくさんありますが、一時間もゲームをすると「ゲームばっかしてないで、外行って遊びへ~!」と叫ぶ、まるでタイマーのようなバッチャと私がいるものですから。子どもたちはゲームを諦めるのがとても早くなりました。
ゲーム依存になるのを防ぐためかここ数年、小学校から「テレビ・ゲームの約束事」という用紙を持たされて、そこに「1日何時間まで」とか、各家庭での約束事を書いて提出するようになっているんです。
うちの子の書いた約束は、「お母さんがやめろと言ったら、4・99秒以内にやめる」というものでした。
ど……どれだけ恐いお母さんだと思われているのでしょうか……。謎ですが、確かにうちの子は、「やめなさーい!」と言うと、4・99秒以内にやめてくれるのです。
自称ゲーム中毒の夫が言うには、こうです。
「おめんど(あなた方)はゲームが面白くてわんど(我々)がゲームやってると思っちゅうばって、ゲームっきゃ別に面白くねえんだ?」
「ええっ、何それ?」
「現実にゲームよりも面白いコンテンツが無いから、仕方なくゲームとばしちゅうんだ?」
「コ……コンテンツって何?」
「デジタルコンテンツとかって、言うべよ? ようは娯楽の内容だいな。
良いコンテンツっていうのは、良いゲームとか良いネタとか、そういうものだ。子どもをゲーム中毒にするかしないかは、ゲームよりも面白いコンテンツ(中身)をその子の人生に与えられるかどうかなんだ?」
「そっか~。……生きること自体を楽しんでくれたらいいんだけどね……」
「ゲームには勝てねえべ? 現実より面白いものを目指して作ったのが、ゲームの世界なんだはんで」
そんな風に人を夢中にさせるものが、世の中にはたくさん溢れているわけです。中高生のスマホ依存とかが問題になったりしますけど。大人だってスマホに依存するんですから、これは面白を「何」に見いだすかに、かかっていると思うんです。
しかし、スマホを与えて「やるのは一日二時間まで!」と言うのは、アル中の人に一升瓶を与えて、「一日コップ一杯までなら飲んでもいい」って言ってるようなもんやがね~と、何故か名古屋訛りで思ってしまったのでした。お……恐ろしい世の中やがね~!
とりあえず、世の中の娯楽はゲームだけではないと子どもに教えるためにも、新聞紙で戦ってもらっているわが家なのでした。(*´Д`)
☆後日談☆
うちの子供達は2歳からゲームをしているのですが。流石に18年もゲームをすると満足するみたいです。ゲームもいずれ飽きると気づくのに、18年かかるとも思われ。(*´Д`)