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介護支援専門員はいつもアウェイ

こんにちは、山田方式ケアプラン構造こと、山田準一です。

個人宅・訪問は、従事者にはアウェイです。お相手(ご利用者ご家族)の都合やルールが優先されます。
通所や施設は、従事者にはホームです。従事者側の都合やルールが優先されます。
介護支援専門員は、どこでもアウェイです。
今回は、介護支援専門員に関しての一部だけでも知っていただきたく書きました。

見える仕事と見えない仕事


訪問だけなら楽です

介護支援専門員は、モニタリング・訪問、サービス担当者会議の後に記録業務があります。「訪問した」「サービス担当者会議を開催した」だけでは実施したことにはなりません。
「記録し保存する」まで行い、実施したことになります。この記録がなければ、介護支援専門員は行政(保険者)から不正請求、コンプライアンス違反としてペナルティ(介護給付費の返還)を課せられます。記録もれが多い、長期間記録がないなどは、公的介護保険事業の指定取り消し(廃業)もあります。

移動手段は

私が全国の介護支援専門員から聞いた感じでは、車移動が多いです。
東京圏の一部など人口が多く平地の地域では、自転車移動もあります。
遠方のご自宅や病院・施設への訪問で有料高速道路利用もあります。
離島がある地域では、船・フェリー利用の場合もあります。
山間部がある地域では、ロープウェイ利用の場合もあります。
介護支援専門員の移動手段は、地理や気候によって移動手段が違うようです。
参考:法定研修のオンライン開催も地理や気候によって違います。訪問時の悩みもあります。

連絡はチャットでお願いします

介護支援専門員は訪問・移動が多いです。移動・運転中は電話に出られません。電車・バスなど乗車中も電話に出られません。業務時間中・営業時間帯の連絡は電話より、ICT活用したチャットがベストです。チャットであれば、訪問・移動の合間に用件を確認して返信できます。

矛先は介護支援専門員へ

「ケアマネが悪い」、言われることが多いです。
なぜ「介護支援専門員が悪い」と言われるのか考えました。「呼びやすいこと」も一因だと私は思いました。
介護支援専門員の通称ケアマネジャー、ケアマネジャーの略名「ケアマネ」。カタカナ4文字は、呼びやすく覚えやすいです。そのため、医療・介護・福祉の業界では「ケアマネ」が浸透しました。
しかし、「ケアマネ」だけが独り歩きして、介護支援専門員の仕事内容が理解されていません。多くの介護支援専門員が、どこまでが自分の仕事なのか解らないまま日々仕事をしている現状があります。
そのため、介護支援専門員へ矛先を向けやすく、矛先を向けられた介護支援専門員はなぜだろうと思いながらも「すみません」と謝ります。

「ケアマネが悪い」と言われた一例

ご利用者ご家族から
独居ご利用者の宅急便チルド食品を受けとり冷凍庫に入れずに腐らしたのはケアマネが悪い。
ヘルパーが何にもしてくれないのはケアマネが悪い。

行政から
ご利用者ご家族が知らないと言っている、きちんと説明していないケアマネが悪い。
介護費用が膨らむ原因は不必要な介護保険サービスを斡旋しているケアマネが悪い。

医療から
ご利用者が薬をきちんと飲んでいないのはケアマネが悪い。
ご利用者が通院に来ないのはケアマネが悪い。

介護サービス事業所から
ご利用者が(介護サービスを)休むのはケアマネが悪い。
稼働率が悪い原因はご利用者を紹介してこないケアマネが悪い。

このようなことを何度も言われました。電話などで矛先を向けてきます。そのため、これらに反論する強い心・メンタルが介護支援専門員には必要です。

アーティスティックスイミングのように過酷

アーティスティックスイミング(旧愛称:シンクロ)
水面上(見えるところ)は綺麗で鮮やかですが、水の中(見えないところ)では脚を物凄く動かしています。美しさの陰にある過酷なトレーニングがあります。
介護支援専門員も似ていると思います。
月1回の訪問・面接、たまに開催するサービス担当者会議は楽に見えるかもしれません。しかし、その裏では必死に事務作業や多方面へ連絡、交渉、手続きをしています。
精神的な強さも必要です。精神的に病み離職した介護支援専門員を何人も知っています。

介護支援専門員の仕事で良いこと

1.収入(介護報酬)の季節・時期的アップダウンが少ない

他介護保険事業と違い、年間休日(年末年始、ゴールデンウイーク、夏季)による収入減がない。

2.自分に合った働き方ができる

出社・出勤しなくてもできる仕事のため、直行直帰やフレキシブル勤務など導入しやすい。自分で仕事のスケジュールを組める。

まとめ

介護支援専門員は、事務所にずっといる仕事ではありません。
介護支援専門員の移動手段は、車移動が多い。
介護支援専門員の業務時間割合は、訪問・移動が多く占めるため、電話対応が難しい。ICT活用・チャットがベスト。
介護支援専門員業は、過酷なため強い精神力が必要。強い精神力には、強い身体が必要なので運動をしましょう(健康が大事)。

介護支援専門員のホーム

1人でポツ〜んといる時。
誰からも邪魔されず、話しかけられないため、作業が進みます。

皆が帰った後に1人で仕事する介護支援専門員、休日出勤する介護支援専門員の心の中は「やっと自分の仕事ができる」。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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山田方式ケアプラン構造〔Y.C.S.〕
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