調布市で発生した道路の陥没について(12)三鷹市より情報提供がありました。「第5回 東京外環トンネル施工等検討委員会の開催について」

三鷹市議会議員の山田さとみでございます。
三鷹市より、調布市で発生した道路の陥没について情報提供がありましたのでご報告致します。

第5回 東京外環トンネル施工等検討委員会 有識者委員会の議事概要及び資料について説明を頂きました。

議題は、

①令和2年10月18日に発生した調布市の陥没、同年11月3日と11月21日に確認された空洞に関しての

・調査状況(中間報告)、地盤の特性、施工データについて

・陥没・空洞の要因分析(中間報告)について

この2点でした。

資料は多いですが、写真やイラストを交えてわかりやすく説明してあります。資料は以下からご確認下さい。(「3 審議概要」に資料がありますのでご確認ください)

今回の委員会の最大のポイントは、令和2年10月18日に発生した調布市の陥没、同年11月3日と11月21日に確認された空洞の原因が、これまでの調査により「トンネル工事によるものである可能性が高い」と有識者委員会で確認された点です。

詳細は以下の資料の「4.陥没・空洞の要因分析」をご覧ください。

では、なぜそのような結論に至ったのか簡単に解説します。

①陥没、空洞事象があった場所は、夜間に工事を止めていた箇所であった。

②当該地の地層は砂の層があり、夜間工事を止めていた際に砂を多く取り込んでしまい、空洞を作ってしまったのではないかという事です。

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(※資料「陥没・空洞の要因分析」より抜粋)

上のメカニズムを詳しく説明した資料は以下です。

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※資料「施工データ」より抜粋

以下の資料は、砂の層において、掘削時に緩みが生じた際にどのように作用するかの実験(落とし戸実験)の解説です。

画像4

画像4

(※資料「施工データ」より抜粋)

様々検証された結果、これまでの陥没・空洞事象はトンネル工事によるものである可能性が高いと導き出されました。

周辺住民には2日間、説明会が開かれたそうですが、不安を感じている住民にはしっかりと説明をしながら信頼関係を築いて頂きたいと思います。

三鷹市に入ってくる際には、事前の地質調査はもちろんのこと、今回の調査結果を踏まえて、陥没・空洞は絶対に起こらないように万全の対策を期し、市民にとって安心・安全な工事にして頂かなくてはなりません。

続報はこちらをご覧ください。





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