有難い◇困った時のお助けマン
我家のように94歳と69歳の老老親子で住んでいると家の困り事で誰かに助けてもらいたいと思う時がある。
私が器用であればいいのだが、機械的なことやメンテナンスに関する事にとても弱く困ってしまう。
もし、高齢のお年寄りがたった一人で住んでいたならどうするんだろうと思う。パニックになるかも知れない。
私は以前、キッチンの天井の長い蛍光灯の付け替えに悪戦苦闘したことがあった。どんなに頑張ってもうまく出来ないので、換気扇の取り換え工事に来てもらったことがある親切な業者の方にお願いして、新しい照明に付け替えてもらった。その時の出会いがきっかけで自宅の網戸を張り替えてもらったり、水道の蛇口を取り替えてもらったり、足元灯を付け替えてもらったり、こまごました作業をお願いした。
その業者はとにかく親切な上に丁寧で、即対応してもらえるのだ。本当に私たち親子にとっては有難い出会いだった。
昨日は、我が家の大きな窓のサッシの片側が動かなくなってしまった。サッシの下の溝のゴミを取り除き、全力で動かそうと頑張ってみたがびくともしない。
「そうだ、困った時には優しいプロの手を借りよう」と早速いつもの業者に電話を入れた。急な事なのに翌日見に来てくれると言う。私は天の助けだと思った。
予定よりもかなり早く来てくれて、サッシの具合を点検し、網戸を外し、レールの掃除をしてくれて、窓がスムーズに動くように「シリコーン」と言う潤滑油を近くのDIYストアまで買いに行ってくれて、短時間で動かなかった窓がスムーズに開くようになった。
そして料金を聞いてびっくりした。わずか2,000円だったのだ。何と信頼のおける業者なのか。私は帰りにお礼と共に「また、お電話しますよ」と言ってしまった。
今のご時世、依頼してもきちんと処理してもらえないことも多い中、信頼できる業者に出会って感謝しかないと思った。
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