母の大好物は卵かけごはん
93歳の私の母は食にうるさくて、その舌を満足させるために調理班の私はいつも四苦八苦しています。
そこでメニューに困ったら登場するのが「卵かけごはん」です。
母は食材としての卵に絶対の信頼を置いていて、炊き立てのご飯に卵をかけて食べるのがご馳走です。
卵を割って器にポトンと落として、お気に入りの醤油を加えて、軽くかき混ぜて、炊き立てのご飯にかけて食べています。
母はそのシンプルな食べ方が一番好きなのです。
醤油がいい仕事をしてくれていると言って、ニコニコしながら食べています。
「お母さんん、卵かけごはん好きよね」
「あんた、私は目玉焼きより卵かけごはんが好きよ」
「卵焼きよりも・・」
「あんたが作る卵焼きは、日によって味が違うけんね、甘すぎたり、醤油が多すぎたり、ほじゃけん自分が味の調節が出来る卵かけごはんが好きなんよ」
「お母さん、卵かけごはんもトッピングや合わせるもので味わいが違おがね」
「私はシンプルに食べるんが一番好きなんよ、薄口しょうゆをちょこっとかけてね」
母は今日も炊き立てのご飯に、薄口醤油を加えた卵をかけて、自分流の卵かけごはんを食べています。
「あんたもお食べや、やっぱり卵かけごはんは炊き立てに限らい」と言いながら。
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