敬語誤用は3パターン?
ビジネスメールマナーコンサルタントの山田直毅(なおたか)です。
敬語の指針
メールを添削していると避けて通れないのが「敬語のまちがい」です。
少し前の資料を紹介します。文化庁のサイトに平成19年に掲載された「敬語の指針」。この内容を見ていると「言い回し」が誤用と言われているもの。例えば「とんでもない」「とんでもありません」「とんでもございません」はどれを使っても問題ないと書かれています。
「とんでもございません」は、語源の形容詞「とんでもない」の末尾「ない」を切り取って「ございません」をくっつけてしまいました。「とんでも」が名詞化された、造語のような”とんでもない”言い回し。
ですが「定着している言い回し」は問題にしないと書かれているのです。
つまり・・・、みんなで使えば正解!!!です(笑)
敬語の誤用(3パターン)
それでは「敬語の誤用」とは何か?
文化庁のサイト「敬語の指針」33ページから始まる第三章「敬語の具体的な使い方」の第二「敬語の適切な使い方」に参考になる具体例が12例掲載されています。
この12例をパターンで分けてまとめてみました。
1.登場人物の上下関係/順序が入れ替わるパターン
2.言い回しを使用できる条件を満たしていないパターン
3.名詞/動詞/形容詞のいずれかがわかりづらいパターン
メール添削で敬語を直すケースもこちら3つにほぼ集約されます。
この他には「同じ言い回しが何回も出てきて心地悪い」など、間違いではないけれど修正したくてウズウズしてしまうケースがありますが・・・。
それぞれのパターンについては、後日改めてお話させてくださいませ。
お時間がありましたら「敬語の指針」目を通してみてください。