聞香会「特別会第八弾~御家元・御宗家付銘の銘香を味わう~」のご案内

昨年、創業40周年感謝特別企画の第二弾として「志野流香道先代御家元・御家流香道先代御宗家が付銘された銘香を味わって戴く」特別会を開催したところ、炷き出した香木がいずれも味わい深く、ご参加の皆さまからお喜び戴けましたので、年に一度の定例企画とすることにしました。その趣旨は、以下の通りです。

【流派に代々継承される規範に則って判定され、極状(きわめじょう)を認(したため)られた銘香は、手鑑(てかがみ)香あるいは手本木(てほんぼく)すなわち現実に存在する公式の教材として、貴重な香木です。
殊に志野流香道においては銘・木所だけではなく味・位も極状に明記されており、参照しつつ聞香するという有意義な時間をお愉しみいただけます。】

今回は、志野流香道十九世御家元蜂谷幽求斎宗由宗匠が、先代十八世御家元蜂谷頑魯庵宗致宗匠の年回忌に付銘・分木した伽羅三種『千代の峯(甘苦鹹)』・『花暦(甘苦辛)』・『峯の花(苦 甘鹹)』をはじめ、計六種ほどを炷き出す予定です。

千代の峯
花暦
峯の花

十八世御家元の追善供養のために十九世御家元が選ばれた伽羅三種は、いずれも似通った特徴を持っているように思えます。
十九世御家元が最も好まれたと記憶している『まがきの梅』と聞き比べてみて、皆さまがどのように感じられるか、とても興味深いものがあります。

それら四種の他、御家流香道第22代御宗家に付銘していただいた伽羅二種も炷き出す予定です。どうぞお楽しみになさって下さいませ。







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