聞香会「伽羅」の追加開催では、新伽羅も採り上げてみます♪
志野流香道においては、全ての香木は六種類(六国)に分類されます。
一方、御家流香道においては「新伽羅」を加えて七種類に分類されることが一般的なようです。
拙著『香木三昧』では、その「新伽羅」という木所に関して疑問を呈する結果になりました。
ピンからキリまで伽羅は伽羅なのに、なぜ「新」と付け足されて独立した木所が存在して来たのか、その理由が判然としないからです。
でも歴史的な銘香や無銘の香木にも、確かに「新伽羅」という表記が見受けられますし、中には「新渡」と表記された例も見られます。
当日はどのような考え方、或いは基準によって伽羅を「新伽羅」に当てはめたのかを、幾つかの仮定を設定して考察してみたいと思います。
また、メニューに「新伽羅っぽい」と思える伽羅を加えて、炷き出したいと検討しています。
どうぞお楽しみに!