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#48信頼関係を築けなかった人がそう決めたきっかけとその理由

先日、友人にひどいことをしたなあと思いだすことがありました。その結果、得たかった結果が得られず、とても悔しい思いをしました。悔しくてものにあたって大変でした。今、思い起こすとあの怒りの感情は異常でした。この後、この異常な怒りの理由がわかりました。

さて、私は、小学校1年生の時、新しい靴を買ってもらいました。今でも覚えています。ピンクの靴でした。嬉しくて、嬉しくて、靴を履いてぴょんぴょん跳ねていました。
数日後、その靴を履いて姉たちと田んぼで鬼ごっこをしました。夢中になって逃げていてうっかりぬかるみに足がとられました。なんと、靴がはまって抜けなくなりました。外はもう日が沈みそう。一緒にいた姉たちに向かって大きな声で呼んでも声が届きません。もう家に向かって歩いていて、遠くに後ろ姿が見えます。大事な靴を取りたいけど はまって抜けない、でも暗くなってきて怖い。でもこの場所を離れたら靴がどこにあるのかわからなくなる。結局、私は。大事な靴を置いたまま家に向かい、途方に暮れた私は家の前のシートの中に隠れました。こどもって困ると隠れます。
外は真っ暗になりました。しばらくして私を呼ぶ母の声、父の声、その声がだんだん増えていきます。騒ぎが大きくなりました。そこに出て行って、靴の話はとん挫しました。私の悲しい気持ちと探したい気持ちもとん挫。
次の日、靴を探しました。でも、靴は見つからなくて。本当に悔しくて 悔しくて悲しかったです。大事な靴だったから。
季節が巡って次の春、代掻きした田んぼの水路わきに乾いた泥にまみれたピンクの靴がおいてありました。私はその靴をそのままにしました。もう履けない・・。サイズも合わないし、泥だらけ。靴をそこに置いてきぼりにしました。本当は持って帰りたかったのに悔しくて靴に八つ当たりし、大事な靴を無視しました。
そして、どうも、私はこの時、決めた?思ったようでした。大事なもの、本当に欲しいものワクワクするものを手に入れると失くしてしまう。悲しくて悔しくて、どんなに思ってももう戻らない。そして、次に見つけた時はもう自分には合わないし、汚れてしまっている。だから私はもう大事なもの、本当にすごくほしいものは手に入れない。こんな悲しい思いは二度としたくない。今頃見つかって、それも泥だらけ。そんな物は欲しくない。見つけても無視して置いてきぼりにしてやる!捨ててしまえ!
ピンクの靴のことを思い出したら涙が止まりませんでした。本当に大事でした。汚れていても持って帰ってきれいに洗ってもう一度履きたかった。小さくてもいいから。

私は人に近づくのが苦手でした。近い距離になると避けたくなるというか、なぜかわかりませんでした。信頼されるのも苦手でした。大事なものを失くしてしまう、置き去りにしてしまう私は自分が信頼できなかったです。大事なものを捨てるようにおいてきてしまう。誰も私を信じないでって 深いところで思っていた気がします。

沢山の信頼を壊してきました。
私にとってどの人も本当に大事な人でした。大事だから避けてきました。避ければ壊れないし、傷つかない。自分のことだけを考えて。そもそも私は信頼に値する人間なんかじゃない。大事なものを大事にできず、見放したから。そう思っていたようでした。

無意識に人から離れることをし、人との縁を切ることをしてきました。大切な人にひどいことをしてきました。大切度が高い人ほどひどい縁の切り方をしてきました。大切なものは手元に置けない、近づけないと信じていました。

私は出会った大切にしたい人を沢山裏切って縁を切ってきました。
本当にごめんなさい。

どうやって壊したものの修復ができるか今はわからないです。でも残りの人生で次に進んでいくことで何か見えるかもしれないです。

人生の物語は人それぞれ。
大変興味深いです。

あなたの生きづらさはあなたのオリジナルの物語の中にあります。

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