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株クラに思うこと & 小型株ポートフォリオ(24年12月) ~ フォロワー急増によせて

小型株投資家の皆さん、こんにちは!青天の霹靂でしたが、私のしょうもない記事をインフルエンサーに引用(ややマウント?)していただき、フォロワー数が1日で120人以上急増しました。ビュー数が200だった記事が一気に4,000を超えるまで伸び、note CFOからチップまでいただきました笑。ニッチな記事に予想を超える反響だったので、これを機に、株クラについて思うことをポエムにしてみます(特に、私のような新参者の方向け)。小型株PF状況と合わせてご興味ある方はご一読ください。


株クラに思うこと

まず、今回のインフルエンサーの方による引用への所感です。激励は嬉しいし百戦錬磨の投資家なのだろうと思うものの、”まとめて損切り”と紹介されたのですが(そんなこと一言も書いてない)、損切りしたのは一部なのでそもそも事実と異なります。悪意はないと信じたいですが、清原さんの猿真似をして数か月で損切りして退場!という風に読めるので、正直少し不愉快でした。実際、そういう論調で私を馬鹿にした低俗な便乗コメントも複数見られたので、やはりそう読めると思います。猿真似は事実なので別に良いのですが、見世物にされているようで気分が悪かったです。

ということで、まあ私の話はどうでも良いのですが、気になるのは新参者にマウントする風潮です。偏差値思考の延長で頭の中が子供なのか、株でも何でも新参者にマウントするのは人としてどうかと思います。株の世界でいうと、清原参入組やNISA組が1番新しいので、ピラミッドの底辺に位置して馬鹿にされる訳ですね。勿論、相場で生き残っている人は何か光るものを持っている可能性が高いと思いますが、だからといってマウントする必要はないでしょう。

ここでふと思うのが、よく言われる頭の良さ ⇔ 投資パフォーマンスの負の相関です。一部の天才を除き、頭が良い人ほどウォール街のランダムウォーカー的な世界観で、インデックス投資に走る傾向があると思います。それはそれで合理的なのですが、目に付くインフルエンサーの世界ではリスクを取って儲けた人(少なくとも一時的に)が多いので、どうしても品性に欠ける山師タイプが増えてしまう気がします。山師で儲けた人は凄いと思う一方、マウント合戦は株クラに付き物と思ってスルーするしかなさそうです。

因みに、頭は良いけど、教養に欠けるタイプもいますよね。株価が暴落すると何でも日銀のせいにして、永遠に金融緩和を主張するような人たちです。相場に生きる者としてはそれが正解かもしれず、弱肉強食で儲けた人が勝ちですが、教養というか節操がない?と感じてしまいます。単純に私の好みではなく、あまり話を聞く気になれません。

要は、株クラにも良い人も悪い人もいるので、参考にできる部分だけ取捨選択しようということですかね。このカオス感が面白い面はあるものの、月並みですがそんなことを思います。

投資をはじめるきっかけは何でも良い

それから、もう一つ。清原組は新参者で馬鹿にされますが、バリュー投資でいうと、清原流だろうが元祖と言われるベンジャミン・グレアム流だろうが、それを発展させたかぶ1000流だろうが、負債を引いたうえで換金性の高い資産を見にいくという、本質的なアプローチは一緒です。今をときめくエコノミストであるエミンさんの新著も読みましたが、PSR・PEGレシオを使うといった細かい差異はあるものの、基本的な考え方は同じでした。勿論、スウィングトレードやオプション取引等の世界は全く異なるでしょうが、バリュー投資の手法は突き詰めると同じに見えます。投資本を読み漁ったわけではないし(興味もない)、ここで挙げたのはミーハーだと馬鹿にされるのでしょうが、全体感を把握するのに私はこれで十分です。

何が言いたいかというと、例え入り口はミーハーでも、きっかけは何でも良いでしょということです。大事なのは、自分なりに咀嚼して実践し続けることだと思います。私も猿真似ですが、ここまで個社を分析して時には株主総会まで出る物好きなんて、どう考えても少数派でしょう笑。儲かるかはこれからですが、自分なりに差別化はしているつもりで、それぞれが己のスタイルを磨いていけば良いだけではないでしょうか。

これは余談ですが、殆どの個人投資家は本業があり、片手間で株をやっていると思いますが、まずは詳しい業界・会社の分析や投資をしてみても良いかもしれません。そうすることで、著名なエコノミスト・アナリスト、インフルエンサー等でも、言っていることが如何にいい加減かが分かったりするので、このメリットは結構デカいと思っています。

本当の幸せとは?

更なる余談ですが、最近タレブがこんなポストをしていました(Google翻訳はひどい)。賢明な資産家ならば、スケジュールから解放される気楽さと日常の小さなサプライズを楽しむことができる、一方で、stupidな富裕層は、ガチガチに固められたスケジュール & エンドレスで複雑化する一方のタスクに追われるだけ…だそうです。

Talebのポスト(24/12/24)

なぜ投資をするのか?という問いに対して、私はこの賢明な資産家を目指していると答えたいです。資産を築けたとしても、マウント合戦に勤しんだり家族や友人との時間さえ確保できない状況に陥るくらいなら、私は貧乏の方が良いです。仮に手持ちの財産を失ったとしても、田舎育ちだし、農村地帯に激安の一軒家を買って引っ越しても問題ありません。小型株だって全財産を突っ込んでいる訳ではないし、人生経験として半分趣味でやっています。今の時代、アリストテレスの「黄金の中庸」じゃないですが、何事もバランスが大事だと思います。

長々と書きましたが、以上ポエムでした。この記事は確実に伸びないと思いますが笑、特に私のような株式投資の新参者の方に参考になる部分があれば嬉しいです。

小型株ポートフォリオ(24年12月)

最後に、小型株PFの状況です。全体的になんか波が来ています。

小型株PF(24年12月26日)

一番はスターマイカHDです。じわじわと上げていたのですが、上方修正と中計数値見直しのニュースで更に上昇しました。三洋貿易も良い感じで、PBR対策はやる気がないのですが、株主還元を強化すれば跳ねると信じています。キーウェアも、井村氏ファンドの共同設立者が大株主という事で、思惑買いで動意づいてきました。ニレコも遂に200日移動平均線を越えて、本格的な上昇に期待です。ひとつだけ、大型買収を検討しているはずのイードですが、あと数か月で保有1年なのでそろそろ手放すか迷いますね。

そして、上方修正と増配でひと足早く上げていた藤倉コンポジットですが、引き続き高値圏です。少し下げたら買い足しています。因みに、超ホットストックで同社の筆頭株主でもあるフジクラを、無謀にもショートして爆損を出したことがあります笑。その時の経験が活きて今回は買い足しているので、不思議な縁みたいなものですかね。清原さんも言っていますが、こういった火遊びを経て、ショートは全然儲からないので止めました。配当調整金も貰えるし、信用取引は買うだけにしています。

では、来年こそは本格的な小型株相場に期待して、本年を締めくくりたいと思います。良いお年を!

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